スマホの容量は遂に1TBへサムスンが製造開始、iPhoneはどうなる?

近い将来、多くのスマートフォンが1TBを超える内部ストレージを搭載し、読み込み速度は1000M/s(iPhone Xsの約2倍)にまで達する可能性があります。
サムスンの発表によりますと、昨日から同社は業界初の1TBの内臓フラッシュストレージの量産を開始したようです。
新しいメモリの実力とは
今までサムスンが製造してきた同タイプのメモリは最大で512GBの容量でしたが、今回はそれと同じパッケージサイズ内にその2倍の容量を収めることに成功しています。
また、一般的なフラッシュメモリの場合、大容量になるほど書き込みが高速になる傾向があります。
そのため、512GBの時は860MB/sだった読み込み速度(シーケンシャルリードスピード)も1000MB/sまでアップしています。
単純に考えて、5GBのビデオの転送が5秒で終わるということです。
そして、読み込み速度や書き込み速度が上がるのはユーザーの体験を改善するだけでなく、実は高品質で高解像度のビデオ撮影も可能にしてくれるというメリットがあります。
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これは高品質で高解像度の動画、つまり1秒あたりの容量が大きい動画の撮影はメモリへの書き込みが間に合わず撮影できない可能性があるためです。
今後の展開とiPhoneは?
現時点ではメモリの製造開始は伝えられていますが、実際にいつ頃からデバイスに組み込まれるのかは明らかにされていません。
すでに生産が開始されたことから、おそらく次にサムスンから発売されるスマホには搭載されると思われますが今後の発表を待つほかありません。
また、Appleは現在iPhoneのフラッシュメモリの一部をサムスンから供給しているため、早ければ9月に発売されるiPhoneから、遅くても来年発売されるiPhoneには1TBのフラッシュメモリが搭載される可能性が高まったと言えるでしょう。
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まとめ
スマホや家電の販売で有名なサムスンですが実は半導体事業なども行なっており、メモリ部門にもかなり力を入れていたようですね。
今はまだスマホに1TBの容量を必要とする人の方が少なそうですが、今後3Dデーターや4K映像が普及した時には需要も高まりそうなので今後も開発を頑張ってもらいたいものです。