未だに信じられるアメリカの「コンピュータ神話」とは

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by メカ村

昔のPCや当時のIT技術水準では嘘でなかったものの、現在の技術力ではすでに改善され「神話」と化している話ってありますよね?

一番身近な例では「携帯電話のバッテリーを一晩中充電すると電池が劣化する」といったものなのですが、アンケートで明らかとなった「未だにアメリカで信じられているコンピュータ神話」が日本でも信じられてそうなので、ご紹介いたします。

Patently Appleが独自調査

今回アンケートを実施したのはAppleの特許情報やリーク情報でおなじみのPatently Apple。

具体的な実施方法や参加母数などは公表されていませんが、全体の何%がその神話を信じているのか解説されているので、順に見てみましょう。

第6位「Macはウイルスに感染しない」

最初の神話は大昔ならほぼ正解だった「Macはウイルスに感染しない」、現在では普通に存在しているMacのウイルスですが、未だにMacは大丈夫と安心している人が17%もいたようです。

これは相当昔(それこそ2〜30年前)の話で、当時Macが今ほど一般に普及していなかった時代に信じられていたもの。

そもそも使用しているユーザ自体が非常に少なかった事、ソースコードそのものへのアクセスが非常に困難であった事が原因で、基本的に愉快犯であるウイルス開発者の食指に触れなかっただけの話ですね。

現在は普及に伴って普通に存在しており、「Macは大丈夫」と完全に無警戒でいると知らずしらずに感染してしまう可能性があります。

第5位「PCは毎晩シャットダウンする必要がある」

こちらも90年代後期までは常識だった「PCは毎晩シャットダウンする必要がある」、当時のPCはまだ現在のPCよりもより機械的な部品が多く、使用寿命を伸ばす意味で機械部分を休ませる必要がありました。

しかし現在のPCはこうしたパーツはどんどん進化し、システム側でも電源管理などが最適かされている影響もあって、むしろシャットダウンしない方が寿命が延びるなんて話もあるほど。

この神話は30%の人々に未だ信じられているそうで、彼らは毎晩寝る前にPCのシャットダウンをしているのかも知れませんね。

第4位「空港のX線で携帯やPCのメモリが消える」

こちらは完全にオカルトである「空港のX線で携帯やPCのメモリが消える」、なぜこのような神話が信じられているのかは定かではないのですが、実に31%の人々がこの神話を信じているそうです。

この話の背景にはどうも昔の手荷物検査装置とフィルムに問題があったようで、当時の手荷物検査装置にフィルムを通すとX線で感光して写真が変になってしまった、という話があります。

「写真フィルムがX線で感光してしまう」という話が現代までちょこちょこ改変されながら語り継がれ、「空港のX線で携帯やPCのメモリが消える」と変わってしまったのかも知れませんね。

同率第2位「新しいスマホが出ると前の機種は遅くされる」

あながち嘘とは言い切れない「新しいスマホが出ると前の機種は遅くされる」、実に52%もの人々が信じているようです。

この話の背景には、意図的にソフトウェアのパフォーマンスを古い機種の時のみユーザーに説明せず遅くしたAppleやサムスンのニュースが原因である、と言えるでしょう。

実際に秘密にして遅くしていたので文句の言いようもないのですが、この意図的なパフォーマンス低下は「古い機種だと性能に問題が出たり勝手にシャットダウンする危険性がある」と説明されましたね。

この問題を受けてか、スマホ各社には「最新機種を売るために遅くしているのでは?」と疑いがかけられてしまっているようです。

第2位「一晩中充電するとスマホのバッテリーが劣化する」

冒頭でも触れ今も多くの人に信じられる「一晩中充電するとスマホのバッテリーが劣化する」、これも昔の端末なら真実でしたが現在では適切とは言えないものの、実に52%もの人々が信じている模様。

現在は昔のような原始的充電方法ではなく、内臓されたチップやOSによって適切に制御されているのでほぼ劣化しないと言われているのですが、特にガラケーを使ったことがある世代には根強く残っていそうな話ですね。

ガラケーの場合はバッテリーが過充電で膨れ上がったり、発熱や寿命が縮んでしまうという事が実際にあって各社から長時間充電しっぱなしにしないよう呼びかけられていました。

第1位「画素数=写真が綺麗になる」

誰もがカメラ性能の比較にする「画素数=写真が綺麗になる」、86%もの人々に信じられているこの神話はたしかに間違いとは言い切れないのですが、必ずしも「画素数=写真が綺麗になる」とは言い切れません。

例えばiPhone XSのメインカメラは12MPですが、実はおよそ10年前のガラケーでも12MPのカメラを搭載したモデルは存在していました。

Panasonicが2010年に出したSoftBank 001Pは13.2MP

ここで言う画素数とは「1枚の写真に何個の色を置けるか」という事で、大雑把な言い方をすると「どれくらい大きな写真を撮影できるか」に言い換える事ができます。

よほど大きなディスプレイで表示させたり、大きな写真としてプリントアウトしない場合デジカメでも大体13MPあれば十分であると言われており、これからのスマホ選びの基準に画素数は不適切と言えるでしょう(最低限のラインはあるでしょうが)。

つまるところ、カメラ性能の良いスマホが本当に欲しいのであれば、店頭展示品などで実際に撮影して見て好みのものを探すか、機種特有の機能(iPhoneの「ポートレートモード」やPixel 3の「夜景モード」など)で選ぶのが適切と言えますね。

まとめ

これはアメリカで信じられる「コンピュータ神話」のランキングでしたが、日本でも結構信じられているものが多いかと思います。

特にカメラ性能の話では、デジカメの宣伝方法と相まって画素数が重要視されますが、できれば実際に同じものを撮影して比較し好みのものを選ぶのが最良ですね。

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 au民は見ない方がいいかも。最終的に全然違うよ。

参考:Patently Apple

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