【スパイ容疑】ファーウェイ幹部、ポーランドで逮捕される

「バックドアを設置することはない」「”余計なもの”など有るはずがない」と宣言したファーウェイですが、スパイ容疑でポーランドでファーウェイ幹部が逮捕されました。
逮捕されたのはファーウェイ幹部と元情報機関所属のポーランド人
発表したのはポーランドの国営テレビです。報道によると逮捕されたのはファーウェイの現地支店の中国人幹部と元情報機関のポーランド人とのこと。
中国情報機関の為に活動していたとみられています。
また逮捕されたファーウェイの幹部は現地の中国領事館で働いていたと伝えられています。
つまり「元中国領事館」と「元ポーランドの情報機関」の人間が手を組んで、「中国の情報機関」の為に何らかのスパイ活動を行っていたことになります。
逮捕された被疑者の職務履歴を考えると言い逃れは難しいかもしれません。
この逮捕により中国大使館は、ポーランドの外務省に対して説明を要求。「公正に事件を取り扱ってほしい。」と述べました。
深まるファーウェイに対する疑惑と疑念
ファーウェイジャパンの代表は「中国政府にアクセス要求されたことは一度もない」と疑念の払拭に努めましたが、ファーウェイの財務責任者がカナダで逮捕され、今度はポーランドで幹部が逮捕されています。
日本では既に民間14分野でファーウェイを排除する動きが始まり、ドイツ、フランス、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドでも通信の分野で一部排除が始まっています。
今回の逮捕により、ファーウェイ排除の動きがさらに強まる可能性があります。
参考:reuters