ついに遠隔充電できるケースをSpigenが発表!発売は2020年の見通し

部屋のどこにいてもワイヤレス充電が可能…昨年辺りから遠隔充電に関しては話が出ていましたが、具体的な商品の登場はありませんでしたよね。
それがついにケースメーカーのSpigenが、具体的な製品でデモできるレベルでの発表をしたようです。
部屋のどこにいても充電できるケースをSpigenが発表
ケーブル不要でなおかつ充電台に置かなくても一定の範囲にいれば充電できる、いわゆる遠隔充電は以前より技術としては発表されており、一時iPhone 8に搭載されるのでは..?といった噂も出ていました。

イメージ図
結果的にはAndroidでも採用されている、Qi規格の充電台に置くタイプのワイヤレス充電だった訳ですが…。
結局のところ昨年のCES2018でも5m近く離れていても充電ができるとしていた、Energous社の「WattUP」も調べる限りその後、商品化には至ってないようなんですよね。
※私が知らないだけで製品化されていたら教えて下さい。訂正させていただきます。
※CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー):ネバダ州ラスベガスで開催される電子機器の見本市。展示会では多くの新製品やプロトタイプが出品される。
原理としてはWi-Fiが電波を飛ばすように高周波を飛ばして、それを受けて充電するようなのですが、この変換効率があまりよくないのが課題の模様。
そのようなこともあってか具体的な製品化はなかったようなのですが、CES2019に出展しているSpigenがこの遠隔充電に対応したケースを展示していたようなんです。
遠隔充電としてはOssia社のCotaと呼ばれる技術を採用しており、写真後ろに写っているトランスミッターの周辺3-4mの範囲内にいれば、このケースを付けているだけで充電ができるそうなんです。
CESの会場では実際のデモも行っているようで、Digital Trendsに掲載されてる画像をよーくみると、何もケーブルなどが繋がっていないのに充電中のアイコンになっているのが分かります。
ようやく製品化が来たかと思いたいところなのですが、設計とテストにもう少し時間が掛かるようで実際に購入可能な製品の販売目標は2020年のこと。
充電しなきゃいけないものが増えてコードだらけな状態から解放されると思うと、部屋のどこにいても充電ができる技術はどんどん実用化を進めてもらいたいですね。