iPhoneで苦戦するApple、実は「サービス」の収益は3年で60%も成長している

投稿日:

by ともぞう

昨年末より新型iPhoneのサプライチェーンへの発注計画の見直しや、年明けには売上げの下方修正などもありiPhoneに関してはネガティブなニュースが続いています。

そのような中、海外メディアのRecodeは、1つのグラフからある収益に注目していたのでご紹介します。

ハードに頼らない有料サービスは新たな柱となるのか

海外メディアのRecodeは、iPhoneの売上高とApple MusicやApple Payなどのその他の売上げの推移に注目して1つのグラフを作成しました。

“iPhone”の売上げ推移は1年間の中で新iPhoneの発売時期にぐんと上がるのを繰り返し、iPhone 7あたりから代わり映えしないなどと言われつつも、全体としてみると2012年から右肩上がりとなっています。

当然スマホの需要にも限界があり、ある程度行き渡ってしまえば販売台数が伸び悩むのは当然のことで徐々にその勢いはどうしても緩やかになっていきますが、それでもAppleは2017年にはiPhone 8とiPhone Xで製品単価を上げることで、トータルでみると売上げは確保できていました。

その流れを汲んで昨年9月に発表されたのは、ハイエンドモデルとしてのiPhone Xの後継モデルとなるiPhone XSとXS Max。

さらにそれだけだと弱いと考え、普及モデルとなることを狙っていたと思われるのがiPhone XRで、ハイエンドモデルに手が出ないユーザーはこのモデルで取り込もうと考えていたと思われます。

結果は皆さんもご存じの通りで、海外は分かりませんが日本ではApple Storeなどを除く家電量販店での実売データでは昨年一番売れたモデルは1世代前のiPhone 8という結果になっているんですよね。

サービスの売上げが伸びている

そのような状況下で最初に出てきたグラフに戻ると、海外メディアのRecodeが伸びていると語るのが、Apple MusicやApple Payなどのその他の売上げ。

2015年第4四半期には総売上げの10%未満でしたが、2018年第4四半期には16%まで伸びており、WIREDのグラフを見ると、すでにiPadやMacを上回っているんです。

たしかにAppleはここ数年でサービスにも力を入れており、Apple Musicは最初から入っている標準アプリであることもあって後発のサブスクリプションサービスながら、米国では有料会員数がSpotifyを抜いたとも言われています。

また今までのAppleであれば、自社製品(自社プラットフォーム上でしか使えない)ことが多いサービスを、Apple MusicではAndroidでもアプリをリリースしているあたりからもそれがうかがえますよね。

Appleがさらに力を入れるサービスの分野

さらに先日はサムスンが販売しているスマートテレビが「iTunes Movies and TV Shows」に対応し、iTunesライブラリの利用や、動画の購入・レンタルが出来るようなるとの発表がありました。

Apple TVを出しているAppleが他社のスマートテレビでiTunesを利用できるようにするなんて、以前なら考えらられなかったことだと思いますが、このような動きからも自社サービスを自社ハードだけでなくサービス単体で売っていく方針であることは明かです。

Appleはこれから動画配信サービスも世界各国に展開する計画があると伝えられており、Apple Musicの例を見れば、後発でも一定数のユーザー確保に繋がり売上げに寄与すると思われます。

しかしながらApple Musicがこれだけ展開していても総売上で見れば収益は16%と、iPhoneの売上げ落ち込みをカバーするだけの収益の柱になるまでにはまだまだ時間が掛かることでしょう。

そう考えるとやはり当面の間はAppleの主軸はiPhoneであり、少なくとも昨年と同じ戦略ではうまくいかないことが分かっている中で、今年のiPhoneはどのようなモデルラインナップ・価格で展開していくかが鍵を握ることになりそうですね。

iPhoneをチェックする

 ソフトバンク民は見ない方がいいかも。最終的に全然違うよ。

人気記事

ランキングの続きを見る


関連記事