遂に来た!さい銭にスマホ決済を導入するお寺現る

大晦日の夜に2年参りや元旦に初詣に行こうと考えている方もいると思いますが、お参りと言えばおさい銭。
そのおさい銭にもスマホ決済の波が来ているようです。
外国人参拝者のためにさい銭のスマホ決済を導入
徳島県阿南市にある平等寺は、自治体や中小個人商店等を対象にキャッシュレス決済機能等を搭載したタブレット端末の無償レンタル事業を行うNIPPON Tablet株式と協力し、さい銭をスマホ決済できる仕組みを導入したと発表しました。
具体的にはさい銭箱にタブレットが設置され、そこに金額を入力。ドコモの「d払い」かAmazonの「AmazonPay」でタブレットに表示されたQRコードで決済ができるそうですよ。
なんでまた、さい銭をスマホ決済に??と疑問だったのですが、平等寺によると近年外国人観光客が増え、さい銭に外貨が入れられるになったことと、

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同寺がお遍路の四国八十八ヶ所霊場第二十二番札所となっていることから、多くのお寺を回るのに多くの硬貨が必要になるので、キャッシュレス決済が受け入れられるのではとのこと。

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お参りの際のおさい銭というと、さい銭箱にチャリンとお金を投げ入れてから神社なら2拝2拍手1拝(異なる場合もあります)してお願いなどをするというイメージだけに、さい銭をスマホ決済っていうのがなんとも情緒がない…なんておっさんは思ってしまうのですが、どうなんでしょうね。
ちなみにそもそものおさい銭の起源を調べてみると、諸説あるようですが元々お供えものをしていたのが、形を変えて今のようにお金になったそうです。
お賽銭の意味や起源には諸説があります。現在では神社にお参りすると、お賽銭箱に金銭でお供えしますが、このように金銭を供えることが一般的となったのは、そう古いことではありません。
もともと、御神前には海や山の幸が供えられました。その中でも特に米を白紙で巻いて包み「おひねり」としてお供えしました。
私たちは祖先の時代から豊かな自然に育まれ暮らし、秋になるとお米の稔りに感謝をして刈り入れた米を神様にお供えしました。
こうした信仰にもとづき、米を「おひねり」としてお供えするようになったのです。しかし、貨幣の普及とともに米の代わりに、金銭も供えるようになりました。
引用元:神社本庁
そう考えると、必ずしもお金を投げ入れるのが一概に正しいとも言えず、時代の流れとともにスマホ決済になったとしてもおかしくはない話ではあります。
それにしても外国人観光客に利用してもらうスマホ決済なのに「d払い」ってどうなのかな?などと素朴な疑問もあるのですが、スマホ決済でのさい銭、皆さんはどう思いますか?