ファーウェイ「中国政府にアクセス要求されたことは一度もない」

日本、アメリカ、ヨーロッパとオーストラリアと世界中からバックドア疑惑をかけられつつあるファーウェイですが、遂に中国政府と無関係だと宣言をしました。
ファーウェイ日本支社社長が安全宣言
12月14日にファーウェイは「ハードウェアに余計なものが見つかった」「仕様書にないポートが見つかった」という2点について根拠のない報道だ、と(政府ではなくメディアに)猛烈に反論しました。
その一方で中国政府に対して何らかのアクセスを許しているかどうかについては明らかになっていませんでした。
しか今回ファーウェイ日本支社社長の王剣峰(ジェフ・ワン)氏が「これまでにいかなる政府や機関からも当社の技術へのアクセスを要求されたことはありません」と公式に宣言しました。
つまり中国政府へのプライバシー情報の提供は行っていないということになります。
「余計なものが見つかった」発言の責任はどこに?
バックドアもなければ、中国政府との関係もないとなると与党関係者の「余計なもの」発言とは単なる風説の流布ということになります。

参考:fnn
発言が与党となると、政府の何らかの意図があったのかもしれません。
この発言を根拠にしたのかどうかは不明ですが、日本では世界でもっとも過激と言える民間14分野でファーウェイの製品を除外する動きとなっています。
関連:【政府】ファーウェイを日本から排除へ 民間14分野に拡大
嫌らしい読み方をすると…
「いかなる政府からもアクセスを要求されたことはありません」とは、普通に読めばファーウェイの安全宣言と理解できます。
しかし中国政府が(公式に)要求しなくても、ファーウェイが”能動的”に情報提供できてしまう言い方とも言えます。
本来であれば「政府に情報提供をしたことはありません」と明言すれば良かったのに…残念でなりません。