Facebookが個人情報で信頼できないハイテク企業でぶっちぎりの1位に Appleは7位

今年は何かとハイテク企業の取得したユーザーデータの取扱いや漏洩などがニュースに多く取り上げられましたが、やはりFacebookのイメージ低下は深刻のようです。
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Facebookが突出する極端な結果に
データ調査会社Tolunaはハイテク部門で最も信頼されていない会社を分析しようと考え、オンラインにて1,000人に調査を行いました。
質問はシンプルで「どのハイテク企業が個人情報に対して最も信頼できないと考えているか」というもの。
いまや様々な企業でユーザーの様々な個人情報が取り扱われるなかである意味、企業の信頼度の裏返しとも言えるこの調査ですが、その結果がこちら。
もう一目瞭然。あまりにも極端すぎてびっくりするのですが、40%の人がFacebookを「個人情報に対して信頼できない」と答えたようです。
Facebookといえば、「個人診断アプリで取得した個人情報をアメリカ大統領選のために無断で流用した」と報じられたことをきっかけに大騒動に発展したのは記憶に新しいところ。
その後も10月にはサイバー攻撃を受けて3,000万のユーザーデータが漏洩するなど、ネガティブなニュースが続いていました。
日本でも総務省がさきの不正流用の件に加え、「いいね」ボタンを押さなくてもユーザー情報が送信されてしまうことについて行政指導を出すほど。
そのようなこともあったので、信頼できないハイテク企業にて残念ながら1位を獲得する結果となってしまったようです。
なおAppleを「信頼できない」とするのは4%。プライバシーに関してはイベントの度に声高に述べているだけに信頼度は高めとなっているようです。
またGoogleに至っては、それこそあらゆる個人情報を保持しているにもかかわらず6%と低い結果となっているところをみると、それだけユーザーの信頼度が高い裏付けともいえそうですね。
こうしてみると今まで以上にハイテク企業に求められるのは、革新技術だけでなくいかにユーザーに個人情報の取扱い姿勢を明確にして信頼をしてもらえるかが重要な要素になりそうです。