「歩きスマホ」10-30代は「お互い様」が3割、年齢が上がるほど嫌悪感

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by ともぞう

海外では罰則を設けるところも出てきている「歩きスマホ」ですが、ある調査によると半数は自身も行っており、相手の歩きスマホに関してもお互い様と思っている人が意外にも多いようです。

年代により「歩きスマホ」に対する感じ方に差

株式会社 NTTドコモ モバイル社会研究所は、全国15~79歳男女を対象に6,000サンプルを元にした「歩きスマホ」に関する調査結果を公開しました。

調査では最初に「歩きスマホを行っているか」と聞いたところ、「状況に迫られて仕方なく行う」を含めるとなんと、半数以上の51.2%が行っているという結果に。

「仕方なく」という辺りが言い訳っぽくも聞こえてしまうのですが、思った以上に歩きスマホをしている人が多いようですね。

では反対に「他人の歩きスマホは気になるか」という質問をしたところ、「多少気になる」を含めると67.6%が「気になると」回答しているんです。

自分は”仕方なく”やることはあるけど、やはり相手の「歩きスマホ」が気になる人が多いんですね。

その結果をにクロス集計して4つにグループに分けてみると、以下の通りのなったそうです。

自分は歩きスマホはしない、相手の歩きスマホが気になる」のは34%に対し、興味深いのは「自分は歩きスマホをしているので、相手の歩きスマホは気にならない」つまり、お互い様だよねという人が20%もいるんですね。

それはそれでどうかと思うのですが…4つのグループを年代別に見てみると、年齢によって感じ方に差があるのがはっきり分かります。

特に10-30代では「お互い様」と感じている人が3割程度と、全体平均20%よりも高い結果になっている一方で、年齢が上がるほど「嫌悪感」が高くなる結果となっています。

自分も「歩きスマホ」をするから相手がやっていてもしょうがない…、そう思っていても同じ考えの人が必ずしもぶつかってしまう訳でありませんし、そう思っていない人のほうが多い訳ですしやはり「迷惑行為」であることには変わりありません。

駅などの人通りの多い所ではぶつかってしまう危険性もさることながら、「駅のホームから転落し死亡」「踏切に進入し、電車にはねられて死亡」といった前方不注意による事故も多く発生しています。

啓蒙ポスターなども貼られたりしていますが、一定数は「お互い様」と考えているとなるとなくなりそうにない「歩きスマホ」、日本も罰則化したほうがよいかと思ってしまうくらいですが、皆さんはどう思いますか?


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