KDDI「他社が値下げしたら対抗する」ドコモに追従して来春にも携帯料金の値下げか

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by ともぞう

携帯料金を巡ってドコモが2019年春に2〜4割の値下げを発表する一方で、auとソフトバンクは「すでに値下げ済」という姿勢でしたが、どうやらauは追従するようです。

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結局キャリアの料金横並びは変わらない?

ドコモは今年10月に通信料金と端末料金を分離したプランを導入して、来年2019年4〜6月に2〜4割の料金値下げをすると発表していました。

菅官房長官が「携帯料金は4割程度下げる余地がある」とした発言以降、携帯料金の値下げに注目が集まる中、ドコモがいち早く対応したように見え他社はどうするかと見られたのですが…

これに対してau・ソフトバンクはすでに分離プランを導入済みで、実質すでに利用者へ還元しているという姿勢でした。

そもそも分離プランは通信量が下がったように見えるものの、毎月の値引きがなくなるというもので合算してみると実質トータルの支払い額は変わらないのが実際のところ。(端末代の支払いが終わっている場合は別)

それで「通信料金を値下げ = 携帯料金の値下げ」とすることで、果たして利用者の納得のいくものなのかという疑問もあるのですが、実際のところこれが今のところの動きでした。

そのような中で、KDDIの高橋誠社長は産経ニュースの取材に応じ、ドコモに対抗して値下げを検討していることが明らかになったんです。

NTTドコモが来春に検討している携帯電話料金の値下げについて、「他社に値下げされたら絶対に対抗する。それが民間企業の考え方だ」と述べ、来春以降、追随値下げする考えを明らかにした。
引用元:産経ニュース

KDDIの高橋誠社長は、ドコモの値下げ発表当時に「ドコモの先に宿題を済ませている」と発言しており、てっきり追従すらしないと思ったのですが…。

高橋社長は「同等なものはすでにやっている」と指摘。その上で「ドコモよりも一歩先に宿題を済ませているので、同じ規模で追随するということにはならない」と語った。
引用元:東洋経済オンライン

産経ニュースの取材には追加値下げの還元額はドコモの約4千億円に対して、数百億円規模と答えており、あくまで「”同規模では”追従しない」と言っただけで、「追従しない」とは言っていないということですかね。

いずれにせよ単純な横並びではなく大手キャリア同士でも競い合って、値下げが行われるのは利用者としてはうれしい限りではあります。

あとは同じく値引き済コメントをしていたソフトバンクもこれに乗っかって何かコメントを出してくるのか、そちらにも注目ですね。

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