iPhoneを抜いて売れ筋1位にもなったHUAWEI、「スパイウェアに似た挙動をする」報道に法的措置へ

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by ともぞう

世界各国で排除の動きが出ており、日本でも政府が14分野の民間企業に排除の要請が掛かるなどしているHUAWEIですが、ついに一部の報道に対して法的措置も辞さない構えのようです。

HUAWEIが新たに公式声明を発表

アメリカを始め、ドイツ、フランス、イギリスなどの各国では通信分野においてHUAWEI製品の採用を見送る動きが出てきているのはカミアプでお伝えしておりました。

そのような中でHUAWEIは「製品のセキュリティ上の懸念に関する根拠のない報道について」と題して反論していたのですが、その後もHUAWEIには問題があるかのような報道は続いていました。

その内容がさすがに放置できないとみたのかHUAWEIは先日改めてニュースリリースを発表し、その中で一部メディアの報道に対して事実無根とし、法的手続きを進めていると発表したんです。

一部のメディアにおいてファーウェイのスマートフォン製品が「スパイウェアに似たような挙動をする」「スパイのような動きをする“悪質”なもの」などという報道がありましたが、まったくの事実無根です。このような根拠のない批判報道に対して法的手続きを進めています。
引用元:HUAWEI

ASCII.jpによれば、その一部メディアの報道というのが主にフジテレビ系列で報道された内容のようで、「ネットの閲覧履歴情報などを盗める悪質なソフトウェアが発見された」と報じてた内容を差しているのではないかとのこと。

17日の報道では前述の内容をファーウェイ側が否定したこととともに、自衛隊出身のセキュリティー専門家が入手した情報として、日本のある法人向けのファーウェイ製スマホを分析したところ、ネットの閲覧履歴情報などを盗める悪質なソフトウェアが発見されたという内容を紹介している。
引用元:ASCII.jp

専門家の分析結果としてこのように報じられてしまえば、詳しくない人は「HUAWEI = 何かテレビで危ないって言われていたメーカー」と捉えてしまう可能性もあり、風評被害にも繋がりかねません。

ただ実際には12月14日付けのBCN+Rによるスマホ実売数ランキングでは、iPhone 8を抑えHUAWEIのP20 Liteが1位になるなど、現時点では消費者の需要には影響はあまりないようなんですけどね。

それにしても報じられた内容が本当だったのか、はたまたHUAWEIの主張通り「事実無根」であるのか、その答えは裁判で明らかになると思いますが、もし何も出てこなかったら分析結果を語っていた専門家はなんと弁解するのかそれも気になりますね。

参考:ASCII.jp, FNN.jp, HUAWEI

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