iPhone XRは一番売れてるけど、売れてないことが判明

以前Appleの役員が「iPhone XRは発売以来、最も人気のiPhoneだ」と言って、各メディアやユーザーから「本当に?」と疑惑の目を向けられました。
ですがその情報は本当だったようです。ただし…。
iPhone XRの液晶パネルは3割減産へ
最も人気とされるiPhone XRですがあまり良い情報は聞こえてきません。
AppleはXRを売るために旧機種となったiPhoneの下取り強化や値引きでテコ入れをしているとの情報が連日相次いでいます。
その結果iPhone XRが売れているかと言うと、そうではないようです。
iPhone XRの液晶パネルを生産するジャパンディスプレイが減産に入るとのことです。その減産幅はなんと「3割」前後。
Appleが想定してたよりもiPhone XRが売れてないことで、ジャパンディスプレイは決算を下方修正することになりました。
こうなると役員の台詞「iPhone XRは発売以来、最も人気のiPhoneだ」がイマイチ信用できなくなるのですが…。
それでもiPhone XRは一番売れている
スマートフォンの使用データを取り扱うMixpanelによる「iPhoneの機種ごとの利用データ」が公開されました。
それによると最も使われているのがiPhone Xの12%、その次がiPhone 8Plusの9.31%、iPhone8の9.22%となります。
新機種のiPhone XS Maxは3%、XSは2.5%、iPhone XRは1.5%程度となっています。
一見iPhone XRは全く売れてないように見えるグラフですが、「売れてる」「売れてない」はグラフの伸び幅にあります。
週次で最も伸びてるのがiPhone XRなので「iPhone XRは発売以来、最も人気のiPhoneだ」は正しいと言えそうです。
だけど、iPhone XRの販売台数はイマイチ…
ところが去年のiPhone8の伸び幅と比較するとiPhone XRの伸びがイマイチであることが鮮明となります。
iPhone XRは発売5週間での全iPhoneの中での使用率は「1.5%」でした。
一方、昨年リリースされたiPhone 8と8Plusは5週間でそれぞれ「3.5%」程度の使用率となっています。つまり使用率のみで考えた場合iPhone XRの伸び幅は8/8plusの「半分以下」となります。
これで「最も売れてるiPhone」なのですから、今年のiPhoneの販売台数はやはり厳しいのかもしれません。