役員は”売れ行きは好調”と言ってたけど…Apple社内では「緊急プロジェクト」の動き

発売以来、販売状況に関する悪い噂を否定するかのように、Apple役員は「iPhone XRは発売以来、最も人気のiPhone」とアピールしていましたが、またまた不調を臭わすような話が入ってきました。
iPhone XS発売の1ヶ月後に販売強化の動き
今年の新iPhoneと言えばiPhone XRの増産中止の噂に始まり、その後サプライヤーに対しiPhone XSシリーズを含め発注数を最大1/3削減する計画変更をしたなど不調を臭わすニュースが多く流れていました。
そのような中で先月末に、Appleの役員はCNETのインタビューにて、iPhone XRは最も人気のあるiPhoneだと言っていたんですよね。
Greg Joswiak, Apple vice president of product marketing, told CNET in an interview Wednesday that the device has “been our most popular iPhone each and every day since the day it became available.”
(Appleのプロダクトマーケティング担当バイスプレジデント Greg JoswiakはCNETとのインタビューで、「このデバイスは、利用可能になってから毎日、最も人気のあるiPhoneとなっている」と語った。
引用元:CNET
しかしながらForbesによると、Apple社内ではiPhoneの販売促進の為にマーケティングの担当者の配置転換が行われ、これを「fire drill(消防訓練、仕事では突然の緊急の仕事の意味)」と伝えており、どうやら慌ただしくテコ入れの動きが行われていたようなんです。
この動きはiPhone XSの発売後1ヶ月後にあったようで、iPhone XRの発売辺りのことだったようです。
そう考えるとiPhone XRが売れてる売れてないの話以前に、iPhone XS/XS Maxが想定よりも売れておらず、iPhone XRをなんとしても売りたかったというような思惑があったんではないかと思われます。
それを裏付ける様にテコ入れでドコモの端末価格が値下げされたのは記憶に新しいところで、このニュースは海外メディアも取り上げたほど。
それに加え米国のApple Storeでは、iPhone XRの紹介の説明文がより具体的な表現に変更されていたり、
下取り価格を引き上げiPhone 7 Plusを300ドルで買い取った際の割引きを用いて、iPhone XRが449ドル、iPhone XSが699ドルから買えるといった表示に変更するほど。
Forbesによれば、Appleがこのような動きをすることは稀だとして、今年のiPhoneがApple内部の販売目標に達していない兆候だとしています。