サムスンが「折りたたまず」広げてタブレットになるスマホの特許

サムスンは先月、開発者向けイベントで折りたたみ式のスマホをチラ見せして話題になりましたが、どうやらそれ以外にも色々な方式を検討しているようです。
左右に広げるとタブレットになるスマホ
サムスンは以前より噂のあった折りたたみ式で広げるとタブレットになるスマホの試作品を、先月開発者向けイベントで実機を公開していました。
あくまで試作品とのことで、折りたたんだ時の厚みがかなりありそうに見えたりもしていたのですが、スマホでもないタブレットでもない新たなカテゴリとして注目を集めています。
しかしながら製品化という意味ではアメリカ・香港・中国に拠点を持つ「Royole」が、一足先に発売を開始し先を越されちゃってたんですよね。
しかしながらやはりディスプレイを折りたたむというのがやはり難しいのか、実機の動画ではシワが入っているなど実現における技術的な難易度の高さも見えてきていました。
This is the "world's first foldable screen phone" released by Rouyu Technology, which will use the Snapdragon 8150 processor, but its design is very rough, just to seize the "first", this is a futures product. pic.twitter.com/M0v9o2z0Bw
— Ice universe (@UniverseIce) 2018年10月31日
そのようなこともあってかPatently Appleによると、サムスンは別の方式を検討し特許を出願しているようです。
それが左右に広げるとタブレットになる機構を持ったスマホ。
現在発表されているのはディスプレイを折りたたむ方式ですが、同特許の説明画像を見ると画面は折りたたまず左右に開くことで背面に隠れていたディスプレイが登場。
左右+中央のディスプレイを組み合わせてタブレットのような大画面を実現する方式のようです。これなら折りたたむ際のシワなどの心配もありませんし、より現実的な方式とも言えます。
3枚のディスプレイを支えるための機構も検討されており、開いた際の強度も考えられているようですね。
あくまで特許なので製品化されるかは分かりませんが、もはやスマホの外観は変わりようがなくカメラ性能などの争いになっている中で、次の新たなスマホということで各社が頭を悩ませているのは間違いなさそうです。