ポケベル遂に完全終了へ… 残るユーザーは1500人

2019年9月末に「ポケットベル」が終了することが決まりました。
日本で唯一ポケベルのサービスを運営していた東京テレメッセージ株式会社が「サービス終了のお知らせ」を発表しました。
ポケベル登場から50年…
最盛期には契約数1000万台を超えるほど流行ったポケベルですが、現在の利用者数は医療関係者を中心に1500人程度とのこと。
防災サービスに注力するためサービスの継続ができなくなったそうです。
ポケベルの使い方
もはやポケベルのことを知らない方も多いと思うので「ポケベルとは何か?」説明しましょう。
当初ポケベルは電話から「数字」を受けとるだけのサービスでした。数字だけですので、読み方を知らないと意味不明な暗号です。
例えば「4510」とメッセージを受けとったら「仕事」と解読する必要があります。「4(し)5(ご)10(と)」と言う訳です。それだけではありません。メッセージ内に名前を書かない限り、誰から送られてきたかも分からないのです。
その後、ひらがな表示できるポケベルがリリースされました。
とは言ってもポケベルは電話から数字を受けとることしかできないので、「おはよう」と書くためには「15618513」と打ち込む必要があります。「15(お)61(は)85(よ)13(う)」 という訳です。
暗号の解読のような難しい玄人向けのサービスにしか思えないのですが、それでも1000万前後の日本人がポケベルを使っていました。それが遂に終了する訳です。
今はまだ想像しづらいのですが、ポケベルと同様にスマホが終わる時代がいつかは来るのでしょうか…。
参考:teleme.co.jp