【サムスン怒りの声明】折りたたみスマホの技術情報が中国に16億円で売られる

来年3月に発表する見込みの”折りたたみ”スマホ「GALAXY F」ですが、その技術情報が違法な形で中国に売られてしまったそうです。
売られた情報の金額は何と「16億円」とのこと。
サムスンの”折りたたみ”スマホとは?
折りたたみスマホとは先日のサムスンディベロッパーカンファレンスで発表したコチラの機種になります。
暗闇の中でまだチラ見せという程度ではありますが、少々分厚いように見えますね。
最先端の技術が使われているため、折りたたみスマホのお値段は”20万円”はすると予想されていますが、サムスンは100万台は売れる見込みを立てています。
技術情報を売却したのはサプライヤー
流出した情報は”折りたたみスマホ”に使う有機ELディスプレイに関するものです。
韓国の検察によると、その機密情報を16億円で中国企業に売り渡したのはサムスンのサプライヤー企業です。CEO以下8人が関わったとのこと。
この有機ELディスプレイには6年間に150億円もの開発費がかけられているため、16億円は安いと言えるのかもしれません。
検察の発表に対してサムスンは「技術競争が激化する中でのこの捜査の結果には衝撃を受けた」と声明を発表しました。
Appleも自動運転技術が流出しかける
このような事例はAppleでもありました。
Appleの自動運転車プロジェクトである「Project Titan」の中国人担当者が「Appleを辞めて中国のスタートアップ企業に転職したい」と退職をするものの、中国行きの空港で逮捕されました。
理由は彼が「Project Titan」の技術情報を盗み、そのスタートアップ企業に売却する予定だったからです。
相次ぐ技術情報の流出事件。高い技術力を持つ企業は常に情報流出の危機と隣合わせなのかもしれません。