YouTube Premium限定だった「オリジナル動画」一般公開へ

日本でも始まったばかりのYouTube Premium。
Hollywood Reporter紙によると、Premium限定で公開されるハズだった「Youtube Originals(オリジナル動画)」が一般公開されることになるようです。
一体なにが原因なのでしょうか。
強みの一角を失うYouTube Premium
日本では”はじめしゃちょー”がPremium限定の動画を公開することで知られています。公開日は12月12日。
しかしその公開日を待たずして、無料公開の流れが決まりつつあるようです。
Hollywood Reporter紙曰く、YouTubeのオリジナル番組はPremiumの課金を支払うかどうかに関わらず、他の動画と同様に広告を表示する形でYouTubeのユーザー全員に公開される予定です。
有料動画が一般公開される背景とは
YouTubeがPremiumのみの公開を維持できなかった理由はNetflixやAmazon、Huluといった競合にあります。
YouTubeのオリジナル動画の予算は数億ドル。
競合他社はYouTubeよりも一桁多い”数十億ドル”を動画制作に費やしているので、YouTubeはオリジナル動画では勝負できないと考えている、とのこと。これによりYouTubeはオリジナル動画の予算は大幅に削減していくそうです。
YouTubeの立場からすると、有料コンテンツをPremium公開の”まま”にするよりも無料公開をチョイスした背景には広告モデルを選んだ方が”マシ”という判断をしたのかもしれません。
もちろんYouTubeのサブスクリプション課金そのもののパイが小さいためです。そう考えると、YouTube Premiumはあまりうまくいってないのかもしれませんね。
ちなみに現在限定公開されている動画が無料公開されるのは2020年になるとのことです。