指紋認証は危険か?機械学習による「合成指紋」で突破の可能性

指紋認証はiPhone8以前を含めMacBookPro等でも使用されるメジャーな認証機能です。
それが機械学習によって生成された「合成指紋」によって突破が可能であるという研究結果が報告されました。
合成指紋とは一体なに?
研究チームはある仮説を立てました。
それは「たくさんの指と合致する指紋の特徴を持った指紋を作れば、異なる指であっても指紋認証は通るのではないか?」というものです。
研究チームは実際の指紋をデータとして使い、「DeepMasterPrints」と呼ばれる合成指紋を生成しました。
その合成指紋をセキュリティレベルの強度別に分けた指紋認証機能で実際に試したところ、もっともセキュリティレベルの低い指紋認証では合成指紋を使うことで76%の確率で突破できたとのこと。
しかしながらセキュリティレベルの高い指紋認証ではわずか1%しか突破できなかったそうです。
iPhoneの指紋認証のセキュリティレベルは公開されていませんが、古い機種を使われてる方はいくらか注意が必要かもしれませんね。