iPhoneで削除した写真に他者がアクセスできてしまう脆弱性…iOS 12.1で見つかる

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by ともぞう

先日はiOS 12.1未満のiPhoneなどでBluetoothに通信の傍受や改ざんの恐れがある脆弱性が見つかったとお伝えしていましたが、今度はiOS 12.1に新たな脆弱性が見つかりました。

新たに見つかった脆弱性は、東京で開催されたモバイル脆弱性コンテスト「Mobile Pwn2Own」で発表されたもの。

その内容は写真に関係するもので、写真アプリ上で写真、画像、動画などを削除すると即完全削除とならず、「最近削除した項目」に一旦保管されるのは皆さんもご存じですよね。

ここに保存された写真などは一定期間(説明によると最大40日)保管されたのちに、完全に削除されます。

うっかり間違って削除してしまっても、一定期間は復元ができるという訳ですね。

今回見つかった脆弱性は専門用語が多く説明が難しいので詳細は割愛しますが、とある方法を利用すると他者がこの「最近削除した項目」にアクセスできてしまうというものなんです。

具体的には悪意のあるWi-Fiアクセスポイントを用意することで、攻撃対象となる端末にアクセスすることで脆弱性を突かれる可能性があるとのこと。

手っ取り早い対策としては、『写真』アプリで削除した後に「最近削除した項目」を開いて完全削除をしてしまえば被害に遭うことはありません。

そもそもそこまでして他人の削除した写真を盗みたいかという気もしますが、写真はプライベートなものも多いですし、写真によっては個人情報が満載の場合もあります。

この脆弱性はすでにAppleへ報告済とのことで近いうちにアップデートで対策されるとは思いますが、それまでの間は写真を削除したらセットで「最近削除した項目」からも削除しておくようにしておきましょう。

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参考:Forbes

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