ティム・クック氏の批判が原因!?FBのザッカーバーグ氏が経営陣に「Androidしか使うな」と命令か

今年3月に発覚していらい多くの波紋を呼んでいるのが、Faceboookのユーザーデータ不正流用問題。
この問題を巡ってはユーザープライバシーを重視するAppleのティム・クック氏は批判するようなコメントを出していましたが、どうやらFacebook社内に意外な形で影響を及ぼしたようです。
経営陣にAndroid以外使うなと命令か
イギリスの選挙コンサルティング会社「Cambridge Analytica(以下CA社)」が、Facebook用個人診断アプリで入手したユーザーデータを巡って規定外流用を行ったとして、ニュースになったのが今年3月の話。
これを受けてFacebookのCEOザッカーバーグ氏は、「ユーザーの信頼を裏切った」「この問題を改善する」と自身のFacebookに投稿していました。
もう少し詳しく事の経緯を知りたい方はこちらから
⇒5,000万人の個人情報が不正流出したFacebook!一体なにがあったの?
その後、ユーザーデータの利用を巡っては様々な議論もあった訳ですが、当時Appleのティムクック氏はこの件を批判するコメントを出していました。
Apple CEO Tim Cook: We could make a ton of money if we monetized our customers. If our customers were our product. We've elected not to do that. …We're not going to traffic in your personal life. Privacy to us is a human right, a civil liberty. #RevolutionCHI pic.twitter.com/R8W4Nb69bn
— Recode (@Recode) 2018年3月28日
アップルのCEO ティム・クック:
もし顧客が私たちの製品で、顧客を収益化すれば、私たちは多額のお金を稼ぐことができます。
私たちはそれをしないことを選んだ。
私たちはあなたの個人的な生活の中で不正に取引するつもりはありません。 私たちにとってのプライバシーは、人権、市民の自由です。
ユーザーのデータからタイムラインの表示や広告の最適化をしているFacebookに対する、批判的なコメントとなっていますが、最近のAppleらしいコメントですよね。
と、これを聞いたザッカーバーグ氏は相当頭にきたようで、The New York Timesによると、経営陣に対してAndroid端末以外を使うなと命令したとようなんです。
(Mr. Cook’s criticisms infuriated Mr. Zuckerberg, who later ordered his management team to use only Android phones — arguing that the operating system had far more users than Apple’s.)
ティム・クック氏の批判に激怒したザッカーバーグ氏は、Android OSのほうがApple(iOS)よりもユーザー多いとして、経営陣にAndroid端末だけを使うように命令した。
表向きの理由としてはAndroidユーザーのほうがiOS(Apple)よりも多いとのことで、基本はwebベースで実際問題OSは関係のないFacebookでわざわざ使うスマホを指定するってよっぽどこと。
ユーザーデータの取得と活用は使い方によっては、利用者側にとっても有用な場合もあるだけに答えがでる議論ではありませんが、(本当かはわかりませんが)批判を受けたからといってそんなことしてしまうなんて、ちょっと大人げないなと思うのは私だけでしょうか。