本人確認で利用制限 ⇒ 売上げ失効問題、メルカリが「きちんと補填する」と説明

フリマアプリ『メルカリ』において突然利用制限をされ、振込申請期限が過ぎてしまい売上げが失効してしまう問題について、メルカリは対応方針を明らかにしました。
本人確認完了後に売上げ金は補填する方針
先日カミアプでもお伝えしていたのが、フリマアプリ『メルカリ』において突然身に覚えのない利用制限がかけられ本人確認が求められるもの。
これだけならまだしも、本人確認に時間が掛かり中には3ヶ月も待たされた挙げ句、売上げの申請期限が過ぎて33万円も失効してしまう人も出てきているんです。
メルカリ、本当にやばい。
— しろくま (@amnyu7) 2018年10月30日
8月6日から本人確認の為と利用制限され、速やかに免許証を提出するも、未だ完了せず振り込み申請できません。
何度問い合わせても「完了までお待ち下さい」の一点張り。
そして今日ついに申請期限を迎えます…これから毎日売上金が失効し、計33万円が奪われる予定です。 pic.twitter.com/gRpMxqKDfc
メルカリ
— しろくま (@amnyu7) 2018年10月30日
売上金凍結され、本日申請期限切れとなりました。
メルカリ利用規約。「事前通知なしにユーザー登録の取り消し、利用制限の措置をとることができるものとし、その理由を説明する義務を負わない。」
消費者センターに相談しましたが、利用規約が全て、とのこと。
泣き寝入り?33万返して。
このようになってしまっている原因の1つが、悪質な出品への対応の為に昨年10月から行っている本人確認の強化。
これにより従来より本人確認に掛かる時間が長くなっているようで、これに加えて売上金を振込申請でる期間が短くなっていることもあります。
■売上金の振込申請期限の詳細
【〜 2017/12/3】
振込申請期限:売上金を取得した日から365日間【2017/12/4 〜 2018/9/26】
振込申請期限:売上金を取得した日から90日間【2018/9/27 〜】
振込申請期限:売上金を取得した日から180日間
ここから考えられるのは、
従来まで使えていた人にも改めて本人確認が入る
↓
本人確認に時間が掛かる(審査をする人員が少ない?)
↓
本人確認が終わるまで利用制限が掛かる
↓
売上げ金の申請期間が過ぎてしまう
↓
売上げ失効
という流れに…。
じゃあ、これで失効した売上げは戻ってこないのか?という話なのですが、昨日行われた決算説明会の席上で、メルカリはこの問題に対し言及。
ITmedia NEWSによるとそのまま受け取れないということはなく、本人確認が終わり次第、期限を過ぎていても戻るとのこと。
ユーザーから提出された書類は、随時確認を進めているという。
「振込申請期限が過ぎて売上金が失効してしまったユーザーでも、本人確認が終わり、問題がないと分かった人については、売上金が戻るようになっている」(広報担当者)
引用元:ITmedia NEWS
売上げが失効してしまった方にとってはひと安心というところではありますが、そもそもの問題は本人確認の強化の為とはいえ数ヶ月もかかってしまっている点です。
おそらく審査期間に時間が掛かっていることもあって、振込申請期間を90日から180日に伸ばしていると思うのですが、結局のところこのままでは『メルカリ』で売っても売上げ金がスグに受け取れない場合もあるという状況は変わりません。
このような状況が続くようだと、他のフリマアプリにユーザーが乗り替えてしまう可能性もありえるなかで『メルカリ』がどう対応していくのかにも注目です。