通信料値下げでソフトバンク孫社長「2〜3年内で人員を4割削減」

菅官房長官が「4割程度下げる余地がある」と発言したことから、総務省の有識者会議やキャリアの対応に注目が集まっている携帯料金の値下げ。
ソフトバンクの孫社長は決算発表の場にて、この値下げに関する考えを示しました。
携帯料金の値下げを巡って、先月末NTTドコモは「新プランを導入し、2019年の第1四半期には2〜4割下げたい」と表明していました。
そうなると気になるのは他のキャリアの動きになりますが、ソフトバンクの孫社長は決算発表の席で携帯料金の値下げについて言及したそうです。
Infoseekニュースによると、孫社長はまず先日発表した機種代との分離プランとなる「ウルトラギガモンスター+」で、実質値下げをしているとアピール。
孫氏は「ソフトバンクでは、(2018年9月に)大容量プランの提供を開始しました。若者を中心に、YouTubeやSNSなどの利用が増えているので、これらのサービスについて0円カウントでやっています」と説明。
続けて「データトラフィックのうち43%がYouTubeやSNSに消費されており、これを0円カウントにすることは、実質的に4割の値下げにあたる」と結論づけました。
引用元:Infoseekニュース
その上で増収増益を目指すために、「通信事業の人材を4割削減する」と発表したんです。
と言っても携帯料金を下げた分、人を切るという話ではなくこれから成長が期待される分野への配置転換を図るとのこと。
リストラで社員を減らすという意味ではなく、AIやデジタルロボットを活用して業務効率を一気に上げていくとのこと。
具体的には、ユーザー窓口、法人営業、SBショップ、社員サポートなどの分野でスタッフを削減し、その人員を新規事業に回すという考えです。
引用元:Infoseekニュース
またワイモバイルに関しても、機種代金との分離プランを来期から導入し、1〜2割ほど下がる見通しとのこと。
と、今回の一連の発言、よくよく考えるとドコモとは違って値下げするとは言ってないですよね。あくまでソフトバンクとしては、分離プランですでに値下げをしているという姿勢のようです。
今回ばかりは足並みが揃わない各キャリアの携帯料金値下げへの対応。auはいまだに沈黙を保っていますが、一体どんな方針を示すのか今後にも注目ですね。