ネットでもできるけど…格安SIMの契約、店舗でする人が約7割

格安SIMといえば店舗を持たずサポートも簡素化することで、キャリアと比較して安価な価格を実現しているイメージがありますが、実際には店舗で契約する人が多いようです。
MMD研究所が格安SIMをメイン回線で利用する20歳~69歳の男女750人を対象に、「格安SIMの契約に感関する実態調査」を行った結果を公開しました。
同調査で興味深かったのは格安SIMを契約した場所。なんと実態としては、66.9%が店舗で契約しているそうです。
調査における格安SIM業者のシェアは以下の様になっており、Y!mobileと楽天モバイルで半数以上を占め、UQ mobileが続く形となっています。
この上位3社に絞って契約場所を見てみると、約8割にのぼる人が店頭で契約したとのこと。
サブブランドも含んで格安SIMとしているので、そこはどう判断するかという問題もありますが資本力があり実店舗を展開している会社が結局のところ強いという形にも見えます。
てっきりイメージとしてはキャリアほど実店舗がなく、サポートも手厚くないから安いのを承知で使うもののはずが、「店舗を選んだ理由」を聞くと約半数が「対面式での契約が安心するから」と回答。
そのようなことも考えると格安SIM = 詳しい人が使うもの という時代から、一般層でも利用が増えており、そのような人からすると実店舗で契約手続きができる方が安心できるということなんでしょう。
それだけ以前に比べて格安SIMが浸透してきたとも言えるのですが、結果的に実店舗で契約する人が多いという状態はコスト構造上、負担が大きくなってしまうことにもなり、なんとも本末転倒のような気もします。
参考:MMD研究所