「スマホ操作でお金が稼げる」情報商材に消費者庁が注意呼びかけ

あなたのちょっとした空き時間、スマホを使ってお金が稼げる…そんな怪しげな広告をたまに見かけますが、消費者庁が注意喚起を呼びかけています。
消費者庁は「スマホをタップするだけでお金が稼げる」などを謳う事業者に関する相談が各地の消費生活センター等に数多く寄せられているとして具体的な事業者名と手口を公開し、注意喚起しています。
公開された資料によると、「スマホをタップするだけでお金が稼げる」「無料モニター募集」などの広告でWebサイト「爆速即金GET」へ誘導。
同サイト上では以下の様な内容が書かれており、申込みのために名前やメアドを登録させます。いやもこの時点でめっちゃ怪しいんですけどね…。
- 稼ぎたい方必見!応募者全員ハズレ無し!
- 爆速即金 GET アプリ特別配布!
- スマホタップで月収 200 万のお手軽副業術参加権!
- 今話題の仮想通貨 10 万円相当!
さらにLINEの友達登録を促し、今度は「料理の合間にスマホを操作するだけで、2万円以上の収益を得た」とする動画を見せるように誘導します。

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さらに「先着 100 名限定特別モニター体験付きに当選しました」などとメッセージを送り、申込みページに飛ぶと初期費用1,8000円を払えば、やり方を教えると言った内容で消費者を勧誘するそうです。
めっちゃありがちな情報商材への誘導の流れですけど…まだこれでは終わりません。
稼ぐためのビジネスの為に電話が必要と伝え、電話を掛けさせるとそこから、遠隔サポートが付いたプランがあるなどといい、80〜120万円の有料プランを提案するそうなんです。
80万なんてあっという間に稼げるので先行投資だと思って!とか電話でガンガン押してたんでしょうね。
とこんな感じの怪しいビジネスをやっていたのが株式会社 Questという会社でのようで、廃業すると言っておきながら現在それも実行していないようで、消費者庁は名指しで手口も含め公開したようです。
こんな怪しさ満点の奴に引っかかる人なんているのか…と思ってしまうのですが、NHKニュースによればこの会社の売上げは半年で6億4000万円にものぼり、実際に120万円を払ってしまった人もいたようですよ。
カミアプでも以前、いいね!をするだけでお金が稼げる!とするサイトを調べたことがありましたが、こちらも最終的にはお金を払わされる形になっており、やはり世の中そんなうまい話は転がっていないというところでしょうか。
消費者庁も本件だけでなく類似の事業者もいるとして、「簡単に高額収入を得られることを強調する広告や宣伝には、特に注意が必要」と呼びかけています。