パスコードロックやカード切り替えなど…ソフトバンクが次世代クレジットカードを日本展開へ
ソフトバンクはDynamics Inc.と協業を検討しており、通信機能付きの次世代クレジットカードを日本に展開していくことを発表しました。
通信機能にEインクディスプレイ搭載、次世代クレジットはすごい
ソフトバンクが協業を検討しているDynamics.incはiotcardである「Wallet Card」をすでに発表しており、これが本当にすごいんです。
プレスリリースにて主な次世代クレジットカードとして紹介されているものを見ていくと…
通信機能タイプは、携帯電話のようにアンテナが内蔵されておりカード内のデータを書き換えなどが可能になっており、カードに内蔵されたEインクディスプレイにカード番号が表示される仕組み。
これによってカードの切り替えだけでなく、データの入っていないカードを配布しそれに利用者が自分でカード情報をダウンロードすることで、カードが使えるようになるといった使い方も可能に。
また紛失やカード番号の漏洩が確認された場合には、即座にカード番号を削除やカード番号の変更なども通信機能を使ってできちゃうんです。
セキュリティ面でも安心ですし、銀行のキャッシュカードやクレジットカードなども即時発行が可能になります。(今でも即日発行やっているところはありますが…)
さらにカードの切り替え・QRコード表示による決済なんてこともEインクディスプレイで可能になるようで、このカード1枚で用途によって使い分けられるなんて最高ですね。
こうなると気になるのはバッテリーはどうなってるのか?という話なんですが、色々調べてみたところどうやら日常生活の振動で充電されるので、バッテリー切れということはないそうです。
次世代クレジットカードはこれだけじゃありません。「高度なセキュリティー機能搭載カード」はパスコードを入力しない限り、カード番号は表示されず磁気ストライプも無効になるというタイプ。
番号が表示されている時にしか決済処理ができないので、落としてもパスコードを突破されない限り不正利用されること心配はありません。
そして3つ目が「複数機能搭載カード」。最初に紹介した通信機能ありタイプにもあったのですが、1枚のカードで複数のカードを切り替えて使えるのがこのカード。
キャッシュカードとクレジットカードの切り替えだけでなく、ポイントの支払いや分割払いの選択なども可能のようですよ。
現在ソフトバンクは各種カードの発行に向けて準備中で、2019年以降のサービス開始を目指しているとのこと。
実際にカードがどんな風に動作するのか、CES 2018で発表した動画があったので気になった方はぜひご覧下さい。