iOS 12、バッテリー駆動時間がちょっと短くなるかも…。GM版での比較動画が公開

これまでにもiOS 12ベータ版とiOS 11を比較する動画を公開してきたiAppleBytes。
今回はiOS 12 GM版とiOS 11.4.1で、「バッテリー駆動時間」の比較を行った動画を公開していました。
旧端末でもパフォーマンス向上効果によって動作がすこし快適になると言われているiOS 12でも、バッテリー駆動時間については……やや残念な結果となったようです。
iOS 12にアップデートすると、バッテリー駆動時間はちょっと短くなる傾向
こちらがバッテリー駆動時間の比較動画。
比較テスト内容は、まずiOS 11.4.1をインストールした以下の端末を用意。
・iPhone 5S
・iPhone 6
・iPhone 6S
・iPhone 7
これらの端末で、ベンチマークアプリ「Geekbench」のバッテリーテストを実行。バッテリーが100%から0%になるまでの時間を計測しています。もちろんその他の条件はすべて同じ。室温23度設定というところまでしっかり管理したうえでテストを行ったようです。
動画ではノーカット早送りでテストの様子が映し出されていますよ。
結果、iOS 11.4.1でバッテリーが100%から0%になるまでかかった時間は、以下のようになったそうです。
・iPhone 5S…2時間58分
・iPhone 6…3時間
・iPhone 6S…2時間54分
・iPhone 7…3時間11分
続いて、今度はiOS 12 GM版にアップデートした同端末を使い、再度バッテリーテストを実行。
結果、iOS 12 GM版でッテリーが100%から0%になるまでかかった時間は、以下のようになったとのこと。
・iPhone 5S…2時間42分
・iPhone 6…2時間36分
・iPhone 6S…2時間42分
・iPhone 7…2時間53分
すべての端末で、「iOS 12にアップデートするとバッテリー駆動時間が短くなる」という結果になっていました。
まとまるとこのように。
旧端末でもパフォーマンスはやや向上しそうな印象があるiOS 12ですが、バッテリー駆動時間の伸びについてはあまり期待しないほうが精神衛生上いいかもしれませんね。
バッテリー駆動時間自体は、画面の明るさや使用アプリの種類(ゲームをすると当然減りが早くなる)など条件が違うとまた違った結果になります。ここではあくまで実験結果の1つなので目安と捉えておいてくださいね。