「自転車スマホ」で歩行者死亡事故に有罪判決

先日もスマホを見ながら、無灯火の自転車で歩行者を死亡させた事故をお伝えしていましたが、昨年末に起きていた「ながらスマホでの死亡事故」に関して判決が下されました。
低速だったことと、反省の弁を述べているとのことで執行猶予付き
昨年12月に「左手にはスマホ、右手には飲み物」を持った状態で電動アシスト付き自転車で「ながらスマホ」をしていた当時女子大生が、歩行者と接触し死亡させてしまう事故がありました。

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共同通信によると本日、その事故について横浜地裁川崎支部にて判決が下り、禁錮2年、執行猶予4年とのこと。
判決は、被告が右手に飲み物、左手にスマホを持ち、左耳にイヤホンをした状態で、スマホをポケットにしまった直後に事故を起こしたと認定。江見裁判長は「歩行者を死傷させ得るとの自覚を欠いた運転は自己本位で過失は重大」と指摘した。
引用元:共同通信
当時の報道では運転中にスマホを操作しており、「(歩行者の女性には)ぶつかるまで気付かなかった」とも言われていましたし、「自転車でのながらスマホ」が事故の原因と認定されたようです。
KDDIが大学と共同で行った実験ではながらスマホでは歩行者の見落としが5割にもなるという結果もありましたし、当たり前ではありますが、走行中のスマホ操作はやはり事故率が上がります。
もちろん自転車だけでなく自動車でも同様ですが、スマホを操作する場合には安全な場所に停止した上で行うよう皆さんも気を付けて下さいね。
参考:共同通信