5G通信はライセンス料だけで1台2,400円以上かかる?Appleが出遅れる可能性も

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by ryo

次世代の通信規格として正式に決定されたばかりの5G通信。特許を持っている企業はすでに動き出しているようです。

VentureBeatの報道 によると、Appleが5G通信のための技術を利用すると、最低でもiPhone1台あたり2,400円以上をライセンス料として支払わなければならないとのこと。

一体どのような事になっているのか、見てみましょう。

5G通信はライセンス料だけで2,400円以上!?その内訳とは

次世代の通信規格「5G」について、Appleがこの規格に対応しようとするとiPhone1台あたり少なくとも2,400円以上は無条件で上乗せされる可能性VentureBeatによって報じられています。

そもそも5G通信とは、現在用いられている4G通信よりも高速にデータを転送できる規格で、4Gの約30倍の速度で通信が行えるとされています。

今後の環境を考えると、ぜひともiPhoneにも5G通信に対応して欲しいところですが、現実はなかなか厳しい模様。

追加で必要な2,400円とは全て「ライセンス料」。5G通信は次世代の技術であり、それを開発した企業は特許を取得しています。

一方でAppleは5G通信の開発には携わっていないので、これらの特許を持っている企業に対して特許の使用料を支払わなくてはなりません。

5G通信の特許を保有している企業は、Nokia、Ericsson、Qualcomm、Samsung、Huaweiの5社。

このうち1台あたりのライセンス料を既に決めているのが3社で、Nokia (約390円)、Ericsson (約560円)、Qualcomm (約1,450円)となっています。

この3社だけでも約2,400円となってしまうのですが、まだSamsungとHuaweiにも支払う必要があるので、ライセンス料はさらに膨らむ予定。

そのうえ不安なのが、特に高い値段を設定しているQualcommとAppleは現在”訴訟戦争”中であること。

Qualcommが不仲なAppleに対して、より高額なライセンス料を請求する可能性も考えられます

これらが原因となって、iPhoneの5G通信への対応がAndroid端末よりも遅れる可能性が指摘されていました。

iPhoneには常に最新の技術を搭載して市場をリードして欲しいという思いが私にはあるのですが、皆さんはどうお考えですか?

ただやはり消費者にとっては価格は重要な要素なので、なるべく安くはして欲しいですね。

参考:VentureBeat
ryo

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