Appleの次の成長を担うのは「ARグラス」と「Apple Car」 著名アナリストが予測

以前から噂のある「ARグラス」や開発中止の噂も一時あった「Apple Car」について、あの有名アナリストが発表時期などについて予想を出しました。
ARグラスとApple CarはAppleが2兆円企業になる鍵
カミアプでも過去何度も取り上げているのが、その予測が当たることで有名なアナリスト、ミンチー・クオ氏。
1年以上も前に有機ELディスプレイを搭載したモデル(iPhone X)の登場を予想したり、iPad Pro(10.5インチ)が出ると予想したのも彼でした。
そんなミンチー・クオ氏ですがAppleは将来、時価総額2兆ドルになると見ており、その成長にあたって期待される商品の概要を語ったんです。
彼によると次に期待される製品は「Apple Car」で、「2023年から2025年の間に発表され、2007年にiPhoneが出たときと同じくらい自動車市場に革命を起こす」と予想。
Apple Carといえば「Project Titan」というプロジェクト名で開発が進められてると伝えられているものの、昨年9月にはエンジニア17名が転職したと伝えられていました。
しかしながら開発は継続しているようでTechCrunchによれば、カリフォルニア州自動車局には55台のAppleの自動運転車が登録されていることも分かっています。
これはGeneral Motorの104台に続く登録台数で、少なくともAppleが今も自動運転車の開発をしているのは間違いないでしょう。
ミンチー・クオ氏がAppleの自動車に期待する理由は以下の通り。
- 新技術によって再定義されているため、潜在的に巨大な交換需要が自動車部門に出現している。このケースは10年前のスマートフォン部門と同じ。
- Appleの技術優位性(ARなど)は、自動車を再定義し、Apple Carを他社の製品と差別化。
- Appleのサービスは、Apple Carを通じて巨大な自動車ファイナンス市場に参入することによって大幅に拡大すること
- Appleは、消費者向け電子分野や自動車の潜在的な競合他社よりもハードウェア、ソフトウェア、サービスのよりよい統合ができる。
ざっくり言うと、スマホで起こした革命と同じ事を自動車分野でやれば、勝てるというところですかね。
さらに自動車だけでなく、以前より噂のあるARグラスにも彼は言及しており、Appleは2020年までにARグラスを発表するだろうと予測しています。
ARに関してはティムクック氏も大きな可能性があると述べていますし、iOSでもAR kitに力を入れているところをみると、このARグラスも何らかの形で製品化されるんでしょうね。
iPhoneもそろそろ行き渡り徐々に横ばいになると見られますが、Appleの自動運転車が街なかを走り、ARグラスが当たり前に使われる時代が数年後には来るのか、楽しみではあります。