お盆のお出かけ時は要注意…『Googleマップ』と『Yahoo! MAP』では最新情報の反映に差があり

以前カミアプにてナビアプリで到着時間予想がどれだけ正確か検証したところ、『Google マップ』と『Yahoo!カーナビ』ともにほぼ誤差がないという結果が出ていました。
ではどっちでもいいか…となりそうなのですが、実は意外なところで差がある時があるんです。
同じ地図データを使っていても反映に差があり
過去カミアプでは、カーナビアプリの予想到着時間はどれだけ正確なのかを検証したことがありました。
その時の結果は『Googleマップ』が出発時の予想時間に対して往復での誤差5分、『Yahoo!カーナビ』が誤差7分と有名2大アプリが圧勝という結果。
その差は2分程度だったので、この2つのどっちかを使っておけば到着時間の予想は間違いないね!ということだったのですが、実は意外なところで違いが出る時があるんです。
というのもたまたま筆者が気付いた事例なのですが、今年3月に新名神高速道路(川西IC~神戸JCT間)という高速道路が開通していたんですね。
関西方面の方でない方はピンと来ない例で申し訳ないのですが、とにかく途切れ途切れだった高速道路が繋がって1本で行けるようになったくらいに捉えて頂ければと思います。
それでこの高速道路が繋がったことで下道に降りなくても行けるようになって便利という話なのですが、いざこの区間を通るルートを検索してみると…
走行時間では『Googleマップ』のほうが7分早く、さすがGoogle!最適なルートを出してくれているんだなと思いますよね?
ところが経路をよーく見てみると…『Yahoo!MAP』(Yahoo!カーナビでも同様)は、新しく開通した高速道路を使っているのに対し、『Googleマップ』は未使用。
※2018年7月21日時点での確認情報で、現在は『Googleマップ』でも新名神高速道路は反映されています。
試しに新名神高速道路のICを途中経路に指定しても、『Googleマップ』ではなぜか新しい高速道路は通らず…。
てっきり、渋滞などを加味して他のルートを通った方が早いと判断してくれていると思ったのですが、なんと『Googleマップ』には、この時点で新しく開通した区間の新名神高速道路が存在していなかったんです。
色々試してはみたのですが、どうやっても開通前のICからは下道を通る経路になるのが証拠で、『Yahoo!MAP』には反映されていた新しい道路が『Googleマップ』には反映されていないということに。
てっきりこの差は元となる地図データが違うからと思ったのですが、どちらも使っているのは「ゼンリン」のデータでした。違うのは最新データの反映ということのようです。
『Yahoo!MAP』(Yahoo!カーナビ)の最新地図への反映の早さは以前より言われているようで、Twitterでもそれがあるから使っているという人の声も。
道間違えて高速を乗ったり降りたりしてるw
— いお@最後の夏休み? (@endo_io) 2018年6月29日
yahooカーナビさん、2連続分岐でよくわからん案内するし、たまに落ちるしで泣きそう。
でも、新道の反映が早いからこっち使うんだよねぇ。
新名神はgooglemap未更新(川西ICまで)、yahooカーナビは更新済。日本特化な分地図反映速度が早いのか。
— レモングラス (@Iemonglass) 2018年3月19日
てっきり違いがないと思っていた2つのアプリでしたが、思わぬところで差が出ることをお分かりいただけたでしょうか。
普段行かない地域に出かけるお盆休みでナビアプリにお世話になる方も多いと思いますので、普段『Googleマップ』を使われている方も、念の為『Yahoo!MAP』(Yahoo!カーナビ)で確認してみるとことをオススメいたします。