元Appleエンジニア逮捕! 自動運転車の技術情報を中国に持ち込もうとした模様

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by HikaruSano

随分前から噂になっているApple製の自動運転車、色々な技術情報や目撃情報は世界中で多数上がっているものの、いまだ公式な発表などは何一つありませんね。

そんなAppleの自動運転車に関する技術を盗み出そうとしたとして、Appleのエンジニアが逮捕されたとニュースになりました。

スタートアップ企業に売却か?

7月7日、とある機密情報を国外に持ち出そうとした容疑で、Appleの元エンジニアである張小浪氏を逮捕しました。

FBIによると張氏はAppleの自動運転車技術を中国に持ち出そうとしていたそうで、彼の動きを不審に思っていた上司が彼の調査を依頼していたそうです。

張氏は2015年12月にAppleへ入社し、自動運転車プロジェクトである「Project Titan」を担当し主にセンサーデータを分析する回路の設計やテストに携わっていたとの事。

彼は今年4月に子供が生まれたそうで育児休暇を利用し中国を訪問、そして戻ってくるなり上司に「Appleを辞めて中国のスタートアップ企業に転職したい」と語ったそうです。

子供が生まれた直後に収入の不安定なスタートアップへの転職というのは、特にAppleのような大企業から見ればかなり不審な動きに見えますね。

実はこのスタートアップ企業は自動運転車関連の企業だったようで、彼は不正に入手した「Project Titan」の情報技術を売却するか、この企業で利用する事を目論んでいたと思われます。

そして情報を中国へ持ち出そうと7月7日に逮捕され、情報を故意に盗み出した事を認めたとの事。

彼はこれから裁判を受ける事になるそうですが、最高で懲役10年と25万ドル(約2,819万円)の罰金を科せられる可能性があるそうです。

まとめ

今回の情報盗み出しが張氏からの提案なのか、スタートアップ企業側からの提案なのか、はたまた張氏が秘密裏に利用するつもりだったかは、まだ明らかになっていません。

今のところこの企業側へ「Project Titan」の機密資料が渡った兆候はなく、張氏は解雇処分とされているそうですが、一体何が彼を動かしてしまったのでしょうか…。

参考:MacRumors

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