そのお味は? 警視庁がTwitterで公開した「水でカップ焼きそば」試してみた

地震や津波などの自然災害が非常に多い日本、それゆえに他国よりは災害対策が市民に行き渡ってはいるのですが、それでも実際災害にあった時は様々な問題に直面します。
その問題の1つである食糧事情について、警視庁がおもしろいツイートをしていたので実践してみました。
あくまで災害対策飯
先日警視庁の災害対策課公式Twitterが、災害時を想定した「水で作るカップ焼きそば」について説明していました。
災害時は電気やガスが止まってしまう事が多く、筆者も東日本大震災のときは秋田在住でしたが、数日間電気ガスは復旧しませんでしたからね。
昨年、水で作るカップ麺をご紹介しましたが、今回は水で作る「カップ焼きそば」に挑戦です!災害時を想定し、カップに注ぐ水の量は少なめ。麺が隠れる程度です。20分待ち、液体ソースをからめて完成!注いだ水が少ない分、いわゆる湯きりで流す水の量は少なくてすみました。麺の固さと味はバッチリ! pic.twitter.com/EnjU7e9TpI
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) 2018年6月28日
災害対策課が提案している「水で作るカップ焼きそば」はいたって簡単、カップ焼きそばに水を入れて、20分待つだけ。
という訳でさっそくコンビニでペヤングを購入し、ペットボトルの水でカップ焼きそば作りに挑戦してみましょう。
説明通りカップ焼きそばの麺が隠れる程度に水を入れ、20分待ってから水切りします。
…と、ここでアクシデント。水が直接触れなかった奥の部分が戻らず、スナック状態のままになってしまっています。
水の触れた部分はお湯を入れた時のような状態にちゃんと戻っているので、水を入れた後に一度箸で麺をグッと沈めると、こうしたアクシデントは発生しなさそうです。
ではではソースをかけて、しっかり混ぜて青のりをかけたら「水で作るカップ焼きそば」の完成です!
食感は若干もっさりしてて歯ごたえが弱い事を除けば、お湯で作った時と大差なく美味しくいただけました。
キャベツや肉などの”かやく”もしっかり戻っており、災害時に「水で作るカップ焼きそば」はアリかと思います。
ちなみに災害対策課は昨年「水でカップ麺作り」にも挑戦していたので、同様にカップヌードルとペットボトルの水で作ってみる事にしました。
災害時を想定して一度やってみようと思っていた『水でカップ麺作り』に挑戦!麺に味がついたカップ麺を用意し、水を注いで15分。麺は少しかためでしたが、スープもちゃんとしみ出して味もイイ感じ(驚)!試食した息子たちから「冷やしラーメンみたいでありだよ、あり!」と感想が出ました! pic.twitter.com/vOiEXtWspS
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) 2017年8月22日
水を入れて15分だと少し麺が硬かったそうなので、焼きそばを参考に20分置いてみる事に。
そして20分経過したので蓋を開けてみると…思った以上に増殖したカップヌードルが。
20分は長すぎたか?と思いましたが、スープの濃度や麺の食感はそこまで悪いわけではなく、こちらも冷たいカップヌードルとして美味しくいただけました。
災害に遭わない事が最良なんでしょうが、万が一そうした事態に陥って電気やガスが使用できない時は、水と備蓄のカップ麺でやり過ごすのはありだと思いました。
まとめ
もちろんこの作り方は、お湯で作った時よりも食感や味に劣る部分はあるのですが、災害を想定すればむしろ歓迎されるべき食糧と言えるでしょう。
カップ焼きそばの場合は麺を一度水に沈める事を忘れなければ、誰でも簡単にできるだけに災害対策として覚えておくのはありかと思います。