なんだコレ…視聴方法が斬新すぎるCDが入ってないアルバムが話題

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by ryo

「見た目はCDアルバムなのに、ケースを開けてみるとCDが入ってない…」という一風変わったアルバムがTwitter上で話題となっています。

CDが入っていないのに一体どうやって音楽を聞くのでしょうか?

CDが入っていないアルバム「1-Bit Symphony」

今話題となっているのはTristan Perichの「1-Bit Symphony」というアルバム。

なんとCDケースにCDは入っておらず、代わりに電子回路が取り付けられています。


回路の内容はというと、電池やスイッチ、イヤホンジャックなどから構成。

これでどうするんだろうと思ったのですが、イヤホンジャックにヘッドホンなどを接続すればなんと、この回路だけで音楽を聞けるようになっているそうなんです。

このアルバムでは、プログラムされたマイクロチップがオン/オフを繰り返し、発生した単一の音を実際に回路で合成している事で一つの楽曲にしているそう。

作者のPerichさんは、「アルバムはただ録音された楽曲のCDであるという考えから立ち返りたかった。音楽がどのように造られているのかを直接体感して欲しい」と語っています。

この斬新すぎるアルバム、「時代の先を行き過ぎている!」と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、実は2010年に発表されたもの。

当時はストリーミングサービスなどもまだまだ普及しておらず、CDが一般的でしたが、Perichさんの投げかけた疑問に対して現在ではCD自体を無くすという方向に進みつつありますね。

この一風変わったアルバムは現在TOWER RECORDSなどのオンラインショップで購入可能で、定価は3,229円となっています。

しかし海外からの取り寄せとなるようで、実際に手に入るまでには14日〜35日かかるとのこと。

実際の音声は、以下の動画から視聴する事が出来るので、気になった方は一度聴いてみる事をオススメします。



現在ではストリーミング配信やダウンロード販売などによって「楽曲データ」を購入するスタイルが主流となっています。しかし、たまにはこういった遊び心のあるCD(?)を購入してみても良いのかもしれませんね。


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