Appleがロゴをパクった?スタートアップ企業が20万ドル要求
先日のWWDCでアップルは、Siriの新機能として「Siriショートカット」を発表しました。
今まで起動してから尋ねる事でしか機能しなかったSiriがかなり便利になる機能なのですが、このロゴがパクリだと訴えてる企業がいるようです。
知名度アップが狙い?
WWDCで発表された新機能の1つに、Siriを便利にする「Siriショートカット」というものが発表されました。
これはあらかじめSiriにショートカットを登録しておく事で、特定のフレーズに対してSiriが自動的に登録された動作をしてくれるというもの。
例えばあらかじめマップアプリやミュージックアプリを紐付けしておくと、Siriに「今から帰る」と告げるだけでマップアプリで自動的に渋滞情報を確認したり、帰りの際に聞いている音楽を自動的に再生したりしてくれます。
普段からよく使っているアプリを登録しておけば今まで手動で行なっていた操作が自動化できるので、今までSiriを利用していなかった人もより便利にiPhoneを使えるようになると注目されている機能ですね。
そんな「Siriショートカット」のロゴが自社ロゴのパクリである、とスタートアップ企業Shift社が訴えを起こしています。
下記画像の左側が「Siriショートカット」のアイコン、右側がShift社の企業ロゴとなっています。
この企業は「歴史的資産価値がありデザイン志向のAppleがロゴをコピーするとは信じられない」としながら、Apple側が「Siriショートカット」を再設計するか、現状のデザインを利用するなら20万ドル(約2,190万円)を支払うよう求めているとの事。
…確かになんとなく似ている気がしなくもないのですが、皆さんはこの2つのデザインがパクられた間柄に見えますか?
まとめ
他のメディアでも指摘されていますが、今回のこの騒動は「自社ロゴを守りたい」といった意識よりも、知名度のないスタートアップ企業が話題になるためにふっかけてきた言いがかりに見えなくもないですね。
両デザインとも四角形を2つ重ねたアウトラインで「S」を表現しているのですが、これがパクリと言われると世にあるほとんどのデザインがパクリパクられな感じになってしまうような気がしますね…。
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