芸能人でも認識ゆるゆる?お笑い芸人がBGM無断使用などで物議
簡単に情報がコピーできてしまうこの時代、著作権といった創作物を守る権利について発生する問題も非常に多く、最近では漫画村などが顕著な例でしたね。
これはデータを配信する側のみならず、利用する側にもモラルが求められるデリケートな問題なのですが、芸能界でもゆるゆるな認識である可能性が出てきました。
3つの規約違反
読者のみなさんは「ひょっこりはん」と呼ばれる芸人さんをご存知ですか?
独特な風貌と、「はい、ひょっこりはん」のフレーズとともに顔を覗かせる芸で人気を集めている吉本芸人さんです。
そんな「ひょっこりはん」について、音楽素材サイトであるMusMusの管理人さんが「ひょっこりはんによる当サイト楽曲への著作権侵害について」というエントリーを公開し、非常に話題になっています。
このエントリーによると、彼が芸を披露する際に利用しているBGMが当該サイトの著作物であり、彼はそれを違反使用しているとの事。
彼が使用している楽曲は「sonorously box」というMusMusで配信しているものに若干手を加えたもので、下記3つの違反を犯しているそうです。
- 著作権表記をしていない
- 著作権表記をしない場合の利用料を支払っていない
- 他の企業などに「フリー音源」として二次配布を行った
1つ目は単純に「著作権表記」を行なっておらず、2つ目は表記を行わない際の「利用料不払い」を指摘しています。
3つ目ですが、MusMusで配信されている楽曲であるにも関わらず「mora」や「レコチョク」でコレが有料販売されており、無料配信されている楽曲を有料で二次配布するというとんでもない事態であった事が明らかに。
現在MusMus管理人さんの申告が通り両サイトでは配信停止が確認されているのですが、音楽を良心から無料配布するサイトを裏切ったこの行為に、芸能界での著作物に対する認識の緩さを感じさせる事となりました。
まとめ
漫画村も大概な問題でしたが、「無料配布されているものを有料二次配信」というのは著作権系の事件においてかなり悪質なものであると言えるでしょう。
当人らの話し合いでこの問題はすでに解決したそうですが、もし管理人さんが見過ごしていたら未だに有料二次配信は行われ続けていた訳で、MusMusの権利は元より良心は裏切り続けられていた事でしょう。