フェイクニュースかと思ったら…フロリダで「停電とゾンビ警報」が発令!?もちろん誤報
地震や豪雨の警報、ミサイルのJアラートなど、身の安全を確保するのに役立つ様々な警報が存在しています。実際は心配するような状態でなくても、いざという時に備えようと意識が高まりますよね。
今日ご紹介するのはもし本当ならシャレにならないような誤報の話。フロリダで停電とともにゾンビが活動していることを警告するアラートが発令されたようなんです。詳しくご紹介しますね。
停電とゾンビ警報発令〜
5月20日日曜日の午前1時41分、フロリダ州レイクワース市でそのアラートは発報されました。
「レイクワースとターミナスの住人に停電とゾンビ警報です。現在7,380人以下のお客様が極端なゾンビの活動に影響します。復旧時間は不明です。」
BREAKING: Lake Worth falsely sends out ‘zombie’ alert during power outage https://t.co/LJOVesWFVU pic.twitter.com/7D5HPQovga
— The Palm Beach Post (@pbpost) 2018年5月21日
日本でもYahoo!の豪雨予報や緊急地震速報がiPhoneの通知で届いたりしますが、そんなノリで、しかも自分がいるところの地名でこのメッセージがきたらビビりますよねw
Mirrorによると、市の広報担当者は実際に該当地域には最大27分ほどの停電があったものの、ゾンビの活動は起きていないと述べているそう。そりゃそうでしょうよ。
停電が実際にあった地域からすると、半分は本当のアラートだったわけで、もしかしてこの暗い中ゾンビが出てくるんじゃ…!?と思った人も、もしかしたらいるかもしれません。
さて、もともとのシステムメッセージに「ゾンビの活動の警報」が用意されていたのか気になるところですよね。
米GIZMODOは警報の対象地域となっていた「ターミナス」は『ウォーキングデッド』に出てくる架空の地名のため、いたずらかハッキングによるものだったのではないかと推測しているようです。それはそれで問題ではありますが。
ちなみにこのネタ、編集部内でもフェイクニュースか否かの判断が当初つかず、一回はボツになったもの。しかし深掘りしてみるとどうやら地元のテレビ局や米GIZMODOも報じており、おそらくアラート自体は実際に出されたもののようです。
警報にしても、記事ネタにしても何が本当かわかりにくい時代ですね。幅広く情報収集をして判断していきたいものです。