iPhone Xのカメラには問題がある?落としてもいないのに割れるらしい

AppleのプレミアムモデルとしてリリースされたiPhone X、ホームボタンの削除や新しい操作方法などが盛り込まれ、Appleこれからのフラグシップになるとかなりの注目を集めています。
そんなiPhone Xについてなんと、複数のユーザが「iPhone Xのカメラレンズにヒビが入った」と訴えているようなんです。
落下などはさせてない
ここ数ヶ月間、Appleのサポートフォーラムと海外掲示板のRedditに「iPhone Xのカメラレンズにヒビが入っている」と報告する人が増えているそうです。
彼らの説明によると、「iPhoneは落としていない」「ケースをつけている」との事で、どうやら物理的衝撃でレンズが割れたのではない模様。
彼らの証言から、気がつくとカメラガラスの一部がに自然にヒビが入ったり欠け割れしたようで、一部ユーザは「温度低下によって亀裂が生じたのではないか?」とも考えているとの事。
しかし、iPhone Xのレンズガラスに使用されているのは腕時計などにも採用されているサファイアを利用しており、温度変化で割れるとは考えにくいでしょう。
他に同じような症状が発生したユーザにはマレーシアに住む方もいたそうで、「毎日の気温が32〜36℃なので寒さで割れたとは考えにくい」との事。
またハワイのユーザは「カメラレンズの亀裂は購入してから2ヶ月で発生した」とも報告しており、使用からかなり短い期間で発生している事がわかります。
一部ユーザはApple Storeにこの症状のiPhoneを持ち込み事情を説明したのですが、修理代金549ドル(約6万円)を請求されたと憤りを表している方もおり、対象デバイスを無償交換すべきだと訴えているそうです。
彼らのiPhone Xのカメラレンズが本当に物理的干渉なしに破損したのかを証明する術はありませんが、複数の報告が上がっている事もあり、今後のAppleの対応が問われます。
まとめ
サファイアは非常に硬い物質ですが、硬いゆえに鍵などの金属と一緒にポケットに入れると簡単に傷が付くという脆さが動画などでも立証されています。
この案件の実数がどれくらいの規模なのかは現在不明ですが、もし相当数のユーザが該当するのであれば「iPhone Xのカメラグラスには構造上の欠陥がある」という事になるかも知れません。