司祭もIT革命中?ロイヤルウェディングで使われた聖書がまさかのタブレット
飛躍的な技術進歩により世界中の各分野で進められるIT化、最近では音声コマンドで照明やカーテンを操作するなど、映画『Back to the Future PART2』のような世界にどんどん近づいていますね(未来の舞台は2015年)。
少しずつ今までにIT化などに全く興味関心を示さなかった分野でもIT化が進められているのですが、なんと宗教の世界でもIT化が進んでいるようなんです。
マイケル・ブルース・カリー主教
5月19日、イギリスのヘンリー・チャールズ・アルバート・デイビッド王子とアメリカ人女優レイチェル・メーガン・マークルさんの結婚式が執り行われました。
式はウィンザー城の聖ジョージ礼拝堂で行われ、エリザベス女王ら参列者600人の前で結婚の誓いを交わす盛大なものに。
この様子は世界各国で生中継され、イギリス本国やメーガンさんの母国アメリカでも注目を集めました。
そしてアメリカから2015年に初の黒人首座主教となったマイケル・ブルース・カリー主教が出席し、「愛の力」について熱烈な説教を披露する事に。
彼の説教は興奮もあってか非常に長いものとなり、その長さにネット上ではヘンリー王子らを祝うムードよりも「司教の話が長い上に熱すぎる」と話題になる程でした。
そして彼の手元をよく見てみてください…そう、彼はこのロイヤルウェディングに見慣れた分厚い紙本の聖書を持ってきておらず、なんとタブレットを聖書代わりにしているではありませんか!
実際Amazonなどにも電子書籍版の聖書とかあるので問題ないんでしょうが、結婚式で司祭が持ってる聖書がタブレットというのは、なかなかシュールな光景に見えますね。
彼の説教が終わるとベン・E・キングの「Stand by Me」ゴスペル合唱が行われ、美しい合唱で2人の結婚の誓いが祝われました。
まとめ
なかなかピンと来ないですが、コレを日本に置き換えるとお葬式などでお坊さんが持ってくる経典がタブレット、だとそのシュールさがわかりやすいかと思います。
ペーパーレス化による自然資源削減のために、厳かな雰囲気の冠婚葬祭でもタブレットが多用される未来が近づいてきているのかも知れません。