日本オリンピック委員会理事「eSportsはスポーツと認めるべきではない」

今秋にはアメリカの15州で「高校スポーツ」として正式に認定されるeSports。近いうちオリンピック競技にも採用されるのでは?なんて話もありますが…。
eSports後進国と呼ばれる日本では、オリンピック委員会理事が「eSportsはスポーツと認めるべきではない」と発言したようです。
健康に害を及ぼすからスポーツじゃない?
そもそもeSportsとは「エレクトロニック・スポーツ」のことで、複数のプレイヤーで対戦するコンピュータゲームをスポーツとして捉える際の名称となっています。
さて、高校スポーツにも認定されることになったアメリカを始め、世界ではeSportsへの理解が進んでいるようですが、一方で日本はというと…
- 体を動かす要素がほとんどなく「スポーツ」と定義するはおかしい
- 既存スポーツへの冒涜である
- 海外では当たり前な「参加費を集めて賞品・賞金を捻出」が日本では賭博法にひっかかる(大会を開催しづらい)
といった理由から理解が進まず、「eSports後進国」と言われています。
以前かみあぷにてeSportsに関する話題を取り上げた際は、
- 体を動かすだけがスポーツではなく、脳を動かすのもスポーツっていう考えが広まって欲しい
- もともとの意味は余暇活動(大辞林)で身体を動かす条件は無いよね。我が祖国ながら、頭堅すぎ日本人
と、eSportsに肯定的な意見も寄せられたのですが…。
今回、eSportsの団体「日本eSports連合(JeSU)」が加盟を目指している日本オリンピック委員会(JOC)の理事らは、
- まだ認可の段階ではない
- スポーツは健康を促進するためにある
- WHOがネットゲームへの依存を病気と定義したが、健康を害する恐れがあるゲームをスポーツと認めるべきではない
と慎重な姿勢。
国際オリンピック委員会(IOC)は2024年のパリ五輪でeSportsを採用することを検討しているのですが、JOCは意見が異なるようですね…。
マリオやポケモンをはじめ、世界的に有名なゲームを数々生み出してきた日本。eSportsがスポーツとして認められる日は来るのでしょうか…。
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au民は見ない方がいいかも。最終的に全然違うよ。
参考:朝日新聞Digital