「手の写真」が原因で逮捕された麻薬売人…一体なぜ?

現代の警察は「顔が映っていない写真」からも犯罪者を特定できるようですよ。
英ウェールズの警察は、手の写真から指紋を解析して麻薬密売人を逮捕したのだとか。悪いことはできませんねぇ…。
手の写真から指紋を特定
英サウスウェールズ警察は1人の男を逮捕。携帯電話を調べたところ麻薬の錠剤を指の先に載せている写真が『WhatsApp(LINEのようなメッセージアプリ)』に投稿されているのを発見します。

WhatsAppに投稿された写真 Photo by BBC
一部の指だけしか映っていないので、一昔前であれば見逃されていたでしょうが…現代の警察はスゴいですね。
この写真から指紋を解析し…麻薬密売人を逮捕することに成功したそうです。
とは言え「写真を解析=指紋特定=逮捕!」とすんなり行ったわけではなく、写真には見ての通り中途半端な指しか映っておらず、データベースと照合→指紋の持ち主を絞り込めた程度だったとのこと。
ただ、『WhatsApp』でのやり取りもあり、無事犯人にたどり着いたそうですよ。
しかし完全に一致とはいきませんでしたが、絞りこめるだけでもスゴい技術ですよねぇ。
ちなみに…以前、写真に写っている指を画像処理することでTouch IDを突破するデモが公開され話題になりました。
現代技術をもってすれば、写真から指紋データを取り出すことは可能ということ。
悪いことはできませんね(`・ω・´)b
参考:BBC