「ぶつかるまで気付かなかった」ポケモンGOながら運転での死亡事故

テレビでもニュースになっているポケモンGOをプレイしながら起きた死亡事故ですが、その後の話として事故が起きるまで運転手は歩行者に気付いていなかったことは分かりました。
道路にブレーキ跡もなし
事故が起きたのは4月14日、愛知県でお年寄りが車にはねられ死亡してしまう事故が発生しました。

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問題は事故の原因で、運転手は『ポケモンGO』を操作していたという点。
信号待ちで『ポケモンGO』をやっており、走り出してもそのまま履歴を確認できる「ぼうけんノート」を見ていたら、人をはねてしまったようです。
しかも怖いのはここからで、NHKニュースの追加取材によると、
この女性は「ぶつかるまで相手に気付かなかった」とも話しているほか、道路にブレーキをかけたあとがないことも警察への取材で新たにわかりました。
引用元:NHKニュース
とのことで、「相手にぶつかるまで気付かなかった」となると、そうとうスマホの画面に集中していたってことですよね…。
ブレーキ跡がなかったこともこれを証明しています。
カミアプでは「自転車のながらスマホですら歩行者の見落としが5割増す」とお伝えしていましたが、事故になった時の被害は比ではありません。

Photo by KDDI株式会社
NHKニュースでも自動車でのながらスマホの危険性を解説しており、時速40キロでも1秒で11m進むことを考えると、目の前で気付いたとしてももう遅いってことですよね…。
交通工学が専門で「ながら運転」の危険性に詳しい愛知工科大学の小塚一宏名誉・特任教授は「時速40キロで走る車は1秒で11メートル進む。車の速度が速ければ進む距離はさらに延びるので、前方を確認しないで運転することは非常に危険だ。
引用元:NHKニュース
運転中にゲームをやるとかはもっての外ですが、SNSやメールなどの通知が来るとどうしても確認したくなってしまうもの。
iOS 11からは「運転中の通知を停止」する機能もあるので、ぜひこういうものを活用して「ながらスマホ」をうっかりやってしまわないよう気をつけたいものです。