あなたは大丈夫?WHOが認定した「ゲーム障害」になっていないかチェックしてみよう

今年1月、世界保健機関(WHO)がゲームに依存している人を「ゲーム障害」と認定する事を公式に発表しました。
が、一体どのような症状が出ればゲーム障害なのか?対策はあるのか?新しく認定された病気だけに分からないことも多いですよね。
そこで今回は、Doctor’s Meを参考に「ゲーム障害」の症状と対策をご紹介します。自分は大丈夫か、チェックしてみましょう!
ゲーム障害とは
そもそも「ゲーム障害」とは、テレビゲームやスマホゲームへの依存症のこと。
「四六時中ゲームのことが気になってしまう」「仕事中でもプレイしてしまう」というものから、「空いた時間についやってしまう」というのもゲーム障害になるそうですよ。
さて、ゲーム障害が悪化してくると
- 常に苛立ちや焦燥感を感じる
- 昼夜逆転
- 睡眠障害
- 食生活の乱れ
- 家族や職場でのコミュニケーションが減る
- 仕事でミスが増える
- (ゲームによる)遅刻や欠勤が増える
- 言葉遣いが乱暴になる
- 家事や育児を放棄する
といった症状が起き始めます。まさに「ゲーム以外のことに興味がなくなる状態」と言えるかもしれませんね。
また、Doctor’s Meによると「ゲーム障害かどうか」のセルフチェックには、アルコール依存症の診断基準をゲームに置き換えて確認できるとのこと。
自身がゲーム障害になっていないか、チェックしてみましょう!(以下、アルコール依存症の判断基準を編集部にてゲームに置き換え、分かりやすくしたたものとなります)
- ゲームをプレイしたいという強い欲望あるいは強迫感がある
- ゲームの開始/終了/プレイ時間に関して、その行動を統制することが困難である
- ゲームを止める、もしくはやる時間を減らした時、離脱症状を軽減するために他のゲームをやってしまう
- はじめは短時間のプレイで得られた精神作用物質の効果を得るために、さらにプレイ時間を増やしてしまう
- ゲームに変わる楽しみや興味を次第に無視するようになり、ゲームをプレイせざるを得ない時間が増えてしまう
- 明らかに有害な結果が起きているにも関わらず、ゲームをプレイしてしまう
過去1年で以上の項目のうち3つ以上当てはまった場合、ゲーム障害の可能性が高まります。
ゲーム障害の対策としては、
- プレイ時間を自分で分かるように、ノートに「何時に始めて何時に止めたか」書く
- なぜゲームを始めたのか理由も付け加える
ということから始め、どのくらい自分がプレイしているか分かったら「ゲームをプレイしてはいけない時間」を決めます(例:食事中、通勤中など)。
そのプレイしてはいけない時間は、他の行動をするようにしましょう(例:通勤中は本を読む、等)。これを2週間程度続け、自分の行動が管理できるようになればOKです。
それでももしゲームから離れられない場合は、ゲーム依存症やネット依存症を得意とする病院へ。
ゲーム障害はWHOが認めるれっきとした病気です。取り返しのつかないことになる前に、適切な治療を受けるようにしましょうね!