10万円超えは確実?今年発売のiPhone、思ったより安くならないかも…

今年発売すると言われているiPhoneは全部で3モデル。
「OLEDディスプレイの供給元が増える」「チップを独自開発する」という情報から、次期iPhoneはiPhone Xよりも安くなるのでは、と思われていました。
しかし今回入ってきたとあるアナリストの予測によると、残念ながら価格はそこまで下がらないかもしれません…(;´Д`)
10万円超えは確定か
今年発売すると言われているiPhoneは以下の3モデル。
- iPhone XのPlus系 後継機(6.5インチOLEDディスプレイ)
- iPhone Xの後継機(5.8インチOLEDディスプレイ)
- 廉価版iPhone(6.1インチ液晶ディスプレイ)
サイズとディスプレイが異なりますが、すべてのモデルにTrueDepthカメラが搭載され、Touch IDではなくFace IDになると言われています。

Photo by KGI Securities via Mac Rumors
さてOLEDディスプレイの上位2モデルですが、iPhone XのOLEDディスプレイはサムスン1社による供給のため、価格が跳ね上がった原因の1つといわれていました。
そんな中Appleは昨年7月、LG DisplayにOLEDディスプレイ製造工場を作るため3,000億円の投資を行うと報じられ、早ければ今年発売のiPhoneから「サムスンとLGの間で価格競争が起きるのでは」と見られていたんですよね。
さらにバッテリー管理チップもAppleは自社で開発・製造することや、TrueDepthカメラの主要サプライヤーが工場を購入したことからパーツ単価が引き下がる、なんて話もあり…。
今年発売されるiPhoneはiPhone X(税別11万2,800円〜)よりも安くなるのではと期待されていたんです。
しかしスイスのチューリヒとバーゼルに本拠を置く世界有数の金融持株会社「UBS」のアナリストSteven Milunovich氏は「今年のiPhoneの価格は、現在の高値が維持される」と予測。
Milunovich氏によると価格シナリオは2つあり、1つは
- iPhone XのPlus系 後継機(6.5インチOLEDディスプレイ):1,099ドル(約11万7,000円)
- iPhone Xの後継機(5.8インチOLEDディスプレイ):999ドル(約10万7,000円)
- 廉価版iPhone(6.1インチ液晶ディスプレイ):750ドル(約8万円)
もう1つはそれよりも少し安めの
- iPhone XのPlus系 後継機(6.5インチOLEDディスプレイ):1,050ドル(約11万2,000円)
- iPhone Xの後継機(5.8インチOLEDディスプレイ):900ドル(約9万6,000円)
- 廉価版iPhone(6.1インチ液晶ディスプレイ):700ドル(約7万5,000円)
とのこと。アメリカでのiPhone Xの価格は999ドルなので、どちらのシナリオでも今とほぼ変わらない価格と言えそうです。
Milunovich氏は「この価格帯でも、70%以上のユーザーは廉価版ではなくOLEDディスプレイのモデルを購入するだろう」と強気の予測もしていますよ。
このままiPhoneは「10万円超えが当たり前」となっていくのでしょうか…。
iPhone 6や6s、7からのユーザーが乗り換えるであろう今年のiPhone。もしこの価格が真実だとしたら、みなさんはどのモデルが一番売れると思いますか?