韓国、Appleに制裁を下す!その理由は…テレビCM?

iPhone X発売前夜、サムスンやLGのお膝元である韓国にて公正取引委員会がAppleに強制捜査に入ったとお伝えしたのを覚えていますでしょうか?
強制捜査の理由は「Appleが国内キャリアに対し不公平な契約をした疑いがある」とのことだったんですが…今回、Appleに制裁を下す決断がされたそうです。
一体、なにが問題となったのでしょうか?
不公平な契約とは?
昨年11月のiPhone X発売前夜、Apple Koreaのオフィスに韓国公正取引委員会が強制捜査に入りました。
こちらで詳しく紹介しているのですが、強制捜査に入った理由は「Appleが国内キャリアに対し不公平な契約をした疑いがある」とのことで…一部では「自国ブランドのサムスンを守るための妨害か?」なんて見方もされていました。
それから音沙汰がなかったのですが、今回、公正取引委員会はAppleに制裁を下す方針を固めたそうです。

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一体なにが問題になったのかと言うと、韓国メディアThe Korea Heraldによれば「テレビCMなどの宣伝費用を始めとしたiPhoneの販売に関わる費用」をキャリアに負担させていたことだそう。
日本でもそうですが、iPhoneのテレビCMはドコモだろうとauだろうとソフトバンクだろうとすべて同じで、最後にキャリア名のロゴが出る形となっていますよね。
Appleから要請されたCMはどのキャリアも同じなのに、そのCM費用を押し付けられた=不公平な契約では?と、韓国のキャリアから苦情が出ていたのだそう。
公正取引委員会はこの点について「確かに不公平な契約だ」と判断し、今回Appleに制裁を下す方針を固めたそうですよ。
制裁の内容については明らかとなっていませんが、結構な額の罰金となるんですかねぇ…。