ここがApp Storeの転換期?2008年の登場以来、アプリ数が初めて減少

2008年、iPhone 3Gの発売と共に登場したApp Storeはこれまで右肩上がりの成長を続けていましたが…アプリの数が初めて減少に転じたようです。
もしやApp Storeはこれから衰退していってしまうのか…しかしマイナス成長には納得の理由がありましたよ。
アプリの数は減少したけれど
App Storeのセールスやレビュー、ランキングなどの情報を開発者向けに提供する「Appfigures」によると、App Storeは2017年、初めてマイナス成長を遂げました。
総アプリ数をグラフで見てみると、Google Playは相変わらず増えている中、App Storeは2017年で減っているのが分かりますね。
Google Playは2016年から30%増え現在約360万本のアプリがある中、App Storeは2016年の220万本から5%減の210万本となったそうです。
さらに総数だけでなく、新しくリリースされるアプリの数もガクッと減少。なんと29%も減ったとのことですよ。
このまま新規リリースや総数が減っていけば、App Storeは衰退してしまうのでは…と不安になりますが、これにはちゃんとした理由が。
かみあぷでも以前ご紹介しましたが、App Storeではガチャの確率義務化だったり、テンプレートを使ったアプリなどを排除するなど、審査がこれまで以上に厳格になりました。
さらにiOS 11では32bitのアプリのサポートが終了。結果、アプリの総数や新規リリース数の減少に繋がったわけですね。
審査の厳格化や古いアプリの排除により「App Storeに並ぶアプリの質は高くなった」とも言えますし、ユーザーとしては喜ぶべきことかもしれません。
今後はARアプリなんかももっと増えてくるでしょうし、これからのApp Storeの盛り上がりに期待しましょう!