大手キャリアに大打撃?地球のどこでも高速ネットが使えるようになる衛星打ち上げ開始

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by HikaruSano

日本でインターネットを利用する場合、大抵はプロバイダと契約して自宅にネット環境を導入したり、各キャリアと契約してスマホや持ち歩きできるWi-Fi機器を契約する事になりますね。

そんな現状を打破し、地球上ならどこでも高速インターネットができるようになってしまう計画が、ついに実行に移されました。

キャリアもネット事業者も大打撃?

以前より計画が発表されていた人工衛星によるインターネット網計画「Starlink」、数千台規模の人工衛星を打ち上げるという壮大な計画だったのですが、ついにアメリカ本国でGOサインが出たとニュースになりました。

これが実現すれば、理論上地球のどこでも高速通信インターネットが使えるようになるとの事で、以前からかなり注目を集める計画です。

すでに2機の人工衛星を打ち上げ済みかつテストが実行されており、打ち上げた人工衛星の数が800機を超えた時点からサービスがスタートするとの事。

この人工衛星は5年間で4,425機も打ち上げられるとの事で、単純計算になりますが均等かつ順調に打ち上げが進めば1年以内で打ち上げた衛星数が800機を超える事になり、もしかしたら来年の今頃にはもう使えるようになっているかも知れません。

衛星を利用するとの事で料金はクッソ高くなりそうなイメージなのですが、今の所月額50ドル(約5,300円)以下になるとの事で、高価な地上回線を取り扱っている企業には大打撃になるでしょう。

またこの回線をスマホで利用できるようになれば、例えば日本の大手キャリアにとっても大打撃になる可能性が高く、世界中の通信業界関係者から注目される計画です。

月額5,000円くらいでどこでも繋がる高速ネットが使い放題となれば、既存の回線を捨てて切り替える方も少なくないと考えられます(筆者も変えたい)。

PCやスマホの場合はアンテナに衛星通信用モジュールを追加しなくてはなりませんが、衛星ネットが当たり前になった未来では標準装備になっている事でしょう。

まとめ

Appleは以前に衛星回線を利用した通信に出資していると報道されており、このサービスがスタートすればeSIMを利用し衛星ネットが使えるようになったiPhoneのリリースも十分考えられます。

ちなみにそのテストでは通信ピーク時でも30Gbps(1秒間に3.75GBのデータ通信)ができたそうで、自宅用もモバイル用もみんな衛星ネットが当たり前の世界になりそうな予感がしますね。

参考:Gigazine

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