【iOS 11.3】新機能「バッテリーの状態」で確認できることって?

日本時間の本日未明にリリースされたiOS 11.3。
新しいAnimojiやARKitのアップデートなどもありましたが、ユーザーとして一番気になるのはやはり「バッテリーに関する新機能」ですよね。
ということで今回は、新機能「バッテリーの状態」で何が出来るのかご紹介します!
「バッテリーの状態」で分かることは?
iOS 11.3にアップデートすると、設定アプリ→「バッテリー」の中に「バッテリーの状態(ベータ)」という項目が追加されます。
ここをタップすると…iPhone Xの場合、こんな画面に⇓
- 最大容量
- ピークパフォーマンス性能
2つの項目をチェックできるので、1つずつ見ていきましょう。
まず1つ目の「最大容量」ですが、これは現在iPhoneで充電できる「容量」を示しています。
iPhoneに搭載されているリチウムイオンバッテリーは充電を繰り返すと劣化していき、例えば新品の場合は3,000mAh充電できても、徐々に2,800mAh、2,600mAh…と充電できる容量が減っていってしまうんです。
そのためここの数字が低い場合は「バッテリーが劣化して充電できる容量が減っている」ということ。
現在、通常8,800円のところ3,200円でバッテリーを交換できるプログラムが実施されているので、パーセンテージが低い場合は交換するといいかもしれませんね(詳しくはこちら)。
続いて「ピークパフォーマンス性能」ですが、ここでは「バッテリーが劣化しているため、突然シャットダウンすることがないよう動作を安定させる措置が動いているかどうか」を確認できます。
そのため、iPhoneの状態によって表示される文章が異なります。
iPhoneの状態と文章については以下の通り。
- なんの問題もない場合
お使いのバッテリーは、現在、標準のピークパフォーマンスに対応しています。
- バッテリーが劣化している場合
お使いのバッテリーは著しく劣化しています。Apple 正規サービスプロバイダでバッテリーを交換すると、最大限のパフォーマンスや容量を取り戻すことができます。サービスオプションについての詳しい情報…
- バッテリーの状態が不明な場合
この iPhone では、バッテリーの状態を判定できません。バッテリーに関するサービスは、Apple 正規サービスプロバイダが対応します。サービスオプションについての詳しい情報…
- バッテリーが劣化し、iPhoneの動作が低下している場合
この iPhone で、必要なピーク電力をバッテリーが供給できなくなったため、突然のシャットダウンが発生しました。この現象が再度発生しないように、パフォーマンス管理が適用されました。無効にする…
- パフォーマンス管理をオフにした場合
この iPhone で、必要なピーク電力をバッテリーが供給できなくなったため、突然のシャットダウンが発生しました。パフォーマンス管理による保護を手動で無効にしています。
ということで「お使いのバッテリーは、現在、標準のピークパフォーマンスに対応しています」以外の文章が表示されている場合は、基本的にiPhoneのバッテリーになんらかの問題があるということがお分かりいただけると思います。
その場合、バッテリーの交換をするとiPhoneのパフォーマンスが改善するはずですよ。
ということでiOS 11.3の新機能「バッテリーの状態」をご紹介しました。
最近iPhoneの調子がおかしい?充電がもたない?と感じた時、自分でバッテリーの状態を確認できるようになったのは嬉しいですね。
iOS 11.3にアップデートしたら、バッテリーが今どういう状態なのかぜひ覗いてみてはいかがでしょうか?