高校生・大学生の半数はTwitterを実名で利用 しかも多数が鍵なし

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by ともぞう

Facebookは実名、Twitterは匿名…そんな風に思っていたんですが、どうやら最近の高校生・大学生はそんなことを気にしない人が多いようです。

高校生・大学生の半数はTwitterを実名で利用

ネットといえば誰が見ているかも分からないので、特別名前を売りたい人を除けば基本は匿名というのが昔からネットを使ってるおっさんの認識。

むしろ実名でリアルな関係も持ち込んだFacebookが特別という印象だったんですが、どうやら最近の若い方達は認識が違うようで…。

MMD 研究所がマカフィー株式会社と共同で15歳~39歳の男女4,575人を対象に「SNSに関する調査」を行っているのですが、その調査結果が衝撃だったんです。

調査ではまず「週に1回以上利用しているSNS」を質問したところ、以下のような結果に。

Photo by MMD研究所

高校生・大学生のTwitter利用率が突出しているのが特徴で、約7割は何かしらの形で利用しているんですね。

そしてびっくりだったのが「実名で利用しているサービス」はどれかという質問で、高校生・大学生で利用率の高かったTwitterで半数前後、実名で使ってると回答しているんです。

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いやいや、本当ですか…。実名と言ったらFacebookでTwitterは匿名で使うのが当たり前と思ったんですが、それはおっさんの感覚なんでしょうかw

さらにいくら実名で利用しているとはいえ、当然鍵付き(フォロワーにしか投稿が見えない状態)でしょ?と思ったら、これまた半数は「すべての人に公開」で使っているそうですよ…。

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そりゃ何かいたずらのつもりで投稿したことから炎上して、学校名とか特定されちゃいますって。

と心配していたら、「ネットへの投稿内容が問題」になったことがあると2割は回答。ほら気をつけないと…。

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しかしながら「問題になった人」に投稿前にどう思っていたかを聞いたところ、81%は「特に問題のある内容だとは思わなかった」「少し投稿するのに迷ったが、問題になると思わなかった」と回答しており、問題意識が薄いことも分かりました。

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調査では「SNSを介して起こる犯罪・事件を未然に防ぐ対応策としてどのようなものがいいか」という質問もあり、教育を強化すべきという回答が43%を占める結果となっていました。

  • インターネット利用における教育を強化すべき
  • 投稿に問題がありそうな場合投稿できない仕組みにすべき
  • 投稿に問題がありそうな場合アラートできる仕組みにすべき

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いまや誰もがスマホを持っていて、ネット接続が当たり前の時代。そうなるとネットに繋がっている意識が薄れてしまうのかな…とも思います。

現状まったくやっていない訳ではないと思うのですが、そろそろ本気で授業の1つとしてインターネットがあってもいいんじゃないのかなと考えさせられる調査結果でした。

ライターのひとこと

匿名だから大丈夫という訳ではないのですが、若気の至りということもありますしね…。

参考: MMD研究所

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