どういう事?ビットコインが犯罪や不正行為などの温床になっている可能性
ここ数年でかなり注目を集めるようになった仮想通貨、特にビットコインは日本でも度々ニュースなどで取り上げられるほどの関心を集めていますね。
そのビットコインには「ブロックチェーン」と呼ばれる技術が採用されているのですが、どうもコレが犯罪や不正行為などの温床になっているのでは?と考えられているそうなんです。
コードの中に児童ポルノ
ビットコイン最大の特徴である「ブロックチェーン」とはざっくり、ビットコインでの全てのやりとりをどんどん追記記録するファイルです。
それをネット上の多くのユーザが「マイニング(追記作業)」し、整合性のある1つのファイルを全員で共有する事で、実物の存在しないビットコインの正確性や価値を保っているワケですね。
通常この「ブロックチェーン」には上記の通りビットコインでのやりとりしか追記されないのですが、専門家が調べたところどうもそれだけではない事がわかってきました。
一部のユーザがこの「ブロックチェーン」そのものに、ビットコイン取引記録以外のものをわざと追記しているそうで、その中には単純所持さえ禁止されている児童ポルノ画像も含まれているとの事。
現在「ブロックチェーン」のファイルサイズは全体で数十GBというかなり大きなサイズになっており、この中にはわかっているだけで児童ポルノへのリンクが247個、いくつかの児童ポルノ画像が存在しているそうです。
現状「ブロックチェーン」そのものを所持している事で、児童ポルノ所持で逮捕されるような事はないでしょうが、絶対にありえないとは言い切れません(児童ポルノ流通の容疑も考えられる)。
他にも古い型ではあるのですがウイルスが含まれていたり、マルウェアを広めるためにハッカーに利用されたりする可能性もあるとの事。
多くのユーザが巨大で単一のファイルを共有するというのは、悪意ある人間が含まれる場合ただの脅威でしかありませんね。
まとめ
今の所「ブロックチェーン」をダウンロードしたからといって何かしらの被害に遭ったという話は聞きませんが、昨年末の急激な価格高騰などから目を付け始めているハッカーも少なくはないでしょう。
ちなみにこういった異物ファイルを除く術はビットコイン側で用意されておらず、このファイルの性質や運営方法の特質から、今後もこのファイルはこのままの可能性が高いと考えられています。