緊急地震速報、今後は一度だけでなく「続報」が出るように!

地震を予測しスマホなどに通知してくれる「緊急地震速報」。
これまでは一度だけの通知でしたが、今後は「続報」が出るようになり、より範囲に警戒が呼びかけられることになるそうですよ!
何度も鳴っても故障ではないので、注意しましょう。
緊急地震速報、新たな予測手法を導入
気象庁は本日22日から「最大震度が3以上と予想される」等、一定の基準を超える地震が発生した場合に発表される緊急地震速報に新たな予測手法を導入します。
これまで情報の発表は原則一度だけでしたが、震度5弱以上の強い揺れが予測された場合「続報」がでるようになり、より広い範囲に警戒が呼びかけられることになるそうです。
この新予測手法は東日本大震災が発生した際、関東など震源から離れた地域に警戒を呼びかけられなかったことを教訓に導入されることになったとのこと。
そもそもこれまでの緊急地震速報は、各地に設置された地震計が地震発生直後に出る「P波」という小さな揺れを検知して震源や地震の規模を推定し情報を発表していました。
これに加え、今後は「P波」のあとにくる大きな揺れ「S波」など実際の観測データを使い、続報を発表するそうです。
これまでは、
- P波を検知
- 震源地や地震の規模を推定
- 情報を発表
- 地震発生
で終わっていたのが、
- P波を検知
- 震源地や地震の規模を推定
- 情報を発表
- S波を検知
- 続報を発表
- 地震発生
となるわけですね。
地震が来ないことが一番ですが、このように国民を守る技術が進化するのは素直に有り難いこと。
緊急地震速報から地震発生までの時間は短いですが、そのわずかな時間に「どう行動したらいいのか」日頃から考えておきたいですね。
参考:NHK News Web